岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

62年前も この暑さだった。

2007-08-06 20:23:00 | 世界のなかま
8月6日はいつも日差しの強い真夏日だ。
朝も8時にはギラギラの太陽が広島の平和公園を襲う。

62年経っても、広島と長崎は風化しない。
いや、風化させない努力が続いている。

北朝鮮に核実験、久間の「しょうがない」発言とともに
怒りが核廃絶の願いを継続させる。

今回の参議院選も、政府の要人の「核の考え」にノーといったことは
確かだ。
核の議論は必要だといった麻生、中川両氏の考えは自民のコンセンサスと
いってよい。

核は絶対悪だというのが、戦後の日本が継承してきた考えだと思って
いたら、その核を議論したいとか、核はしょうがない発言が飛び出した。
それは、核が「絶対悪」から「相対悪」に、悪の程度がましに
しようとしている輩がいるからだ。

それにも大きな違和感が国民にあったと推測する。

沖縄の自民の大敗は、「軍の関与の否定」と直結する。
そのように考えれば、安倍首相の戦後レジームを終わらせる政策に
強烈な肘鉄をくらわせたということになる。

話は変わるが、教科書検定委員達は、靖国推進派の影響が強いと
いう。すごくわかりやすい話だ。

しかし、この対立は始まったばかりだ。
安倍政策以外の選択肢が登場したのである。
雲間から一条の光が漏れ出したと思う人々が多いのなら、
変わるチャンスとなるだろう。


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