岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

【四国】223系で瀬戸内海を渡る。

2005-06-08 06:40:11 | JR西福知山線脱線転覆事故&安全
6月3、4日と日本社会福祉士会全国大会に出席のため、
瀬戸大橋を2度もマリンライナーで往復した。
大会の内容については後日、書きたい。

今日は、やっと乗ることができた223系の5000番台の感想を
書いておきたい。
この電車は130km走行が可能な最速電車で、アーバンネット
ワークの新快速に使われている車両がベースになっているが、
変わった編成になっている。

岡山側から2両+3両の編成で、2両はJR西日本の所有の
「223系5000番台」といい、3両のほうはJR四国の所有で
単に「5000系」といわれている。
四国に向っての先頭車両は2階建で、2階がグリーン車、
1階は指定車だ。

岡山側は普通の先頭車両なので、どうして四国向きだけが
2階建と思うが、四国に向って瀬戸大橋を渡る時に、展望のよい
グリーン車や指定席に乗ってもらいたいということだろう。
しかしこの車両編成はやはり不思議だ。

さて、最高速の130kmだが、どの区間で出すのかと
不思議だった。
というのも、実は瀬戸大橋線は複線である新設部分と、旧来の
単線部分が入り混じった複雑な線路なのだ。
その上、大橋は鉄橋部分が多く、風も考慮しなくてはならない。
四国側もカーブが多い。神戸~京都間とは違うのだ。

では、最高速はどこで出したか。大橋のコンクリート床部分と
短い直線部分で120kmまで瞬間的に出していた。
そのほか、多分トンネルで出していたのだろう(トンネルでは
運転席のブランドを降ろすので速度計を見ることはできない)。

結論としては、この路線で最高速130kmの電車は不要ということ。
実はアーバンネットワークの新快速もほぼ同様である。
乗り心地からいっても限界を超えているスピードだと思う。
電車は、線路のほか、架線に接点を持ってるが、架線との接点に
とっても限界ではないだろうか。
線路からの揺れの大きさは、架線にも影響する。
送電に無理が出ている。

そこまでして10kmアップを目指すことに意味があるとは
とても思えない。(たかが10kmと思われるな。100kmを
超えた10kmアップは並大抵ではない)

この瀬戸大橋線にもR300があった。制限速度は60kmだった。
尼崎R300は制限速度は70kmだった。
今回の修正で65kmと5km落とした。
なぜ60kmにならないのだろうか。65kmとは不思議では
ないか。見たことのない数字である。
自動車だって、制限速度65kmといわれたら困るのではないか。
そんな微調整は現実的ではないのだ。



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