岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

原発は、ウラン燃料と膨大な水と放射能廃棄物からできている。

2011-04-06 20:48:10 | 東日本大震災


今日の報道で汚染された水が5万トンあると聞いて驚いた。
私はせいぜい1~2万トンと思っていた。

だって、低レベルの汚染水を1万トン放出したからには、高濃度汚染水は同程度か倍くらいと思ってしまう。

5万トンですぞ。
しかしこの大型タンカー1隻分の水が曲りなりにも保管できているというのも驚きだ。

この5万トンは放出できない。
なんとかして隔離しなければならない。

これだけではない。
原子炉は冷やし続けなくてはならない。
この注水量が日に500トンという。
1ヶ月経てば、1万5千トン増えることになる。
当然、行き先はない。

海への放出は、今後も続くことになる。
最悪の事態は続く。

原子力発電所はよくわからなかった。

それが 私なりにわかってきた。

ほとんどは水の循環。
ウラン燃料が原子炉に設置され、水を使って、電気と放射能廃棄物をつくる。
水だって汚染される。
それを徐々に放射能を除去する。
そのサイクルはまだ私にはまだ理解できていない。

私の原発のイメージは、小さな原子炉の周りに膨大な水が囲んでいるという図であり、
その膨大な水が許容範囲を超えて汚染され、あろうことか大気や海に振りまかれた。

なんだこれは、という思い。

※花見の場所どり。



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