
これは朝日新聞の4月14日の惜別欄です。
大島渚さんと同じ時代を生きたことで私の狭い視野が少し広がったように思います。
時代と厳しく対峙する姿勢は見習うことがかなわぬながら、感心しきりだった。
「人に対して緩と急を自在に使いこなす。鬼のような形相ととろけるような笑顔を持つ」
そうなんでしょうね。
掲載されている写真は1960年代の小山明子さんとの新婚時代のペアルック姿だが、とろけるような笑顔だ。
こういう大島渚さんに会ってみたかった。
冒険家 渡辺大剛さん
昨年末、ロシアで日本人冒険家が雪道で車にはねられ死亡したというニュースを聞いた。彼だった。
日本人最年少で7大陸最高峰を制覇した彼が一般道で命を失う。
理不尽なことだ。31歳は若すぎる。
このような人生は、実は少なくない。
三浦雄一郎さんのような80歳まで生き延び世界最高峰を目指す人は稀だ。
冒険家や登山家の平均寿命は戦前の日本人のそれとあまり変わらないように思う。
若い時に大冒険や大登山をした後、一旦仕事に打ち込み、50代に再び大登山を目指し帰らぬ人となった人もいる。
渡辺さんが書いている「生と死の瀬戸際の瞬間を決して楽しんでいるわけではないけれども、その壁をこえたあとの喜びは、格別なものである」は、何かわかるように思う。
その格別なものを知った人は、なかなか他のことでは心揺さぶられないのかもしれない。
極上の楽しみの魔力は、格別なものには違いないだろうが。
コメディアン 原哲男さん
吉本新喜劇のカバさんといえば誰もが知っているだろう。
長くガンを患っておられたとのこと。全く知らなかった。
私だけかと思ったが、芸人仲間も知らなかったそうだ。
「カバと呼ばれることに本当は起こっていたんですよ。楽屋では鏡を見ながら眉毛まできちっとそろえていてね。心は2枚目やったんです」桑原和男さん。
ピエロの悲哀を心の中に秘めていた、格好いい男だったんですね。
安らかにおやすみください。
大島渚さんと同じ時代を生きたことで私の狭い視野が少し広がったように思います。
時代と厳しく対峙する姿勢は見習うことがかなわぬながら、感心しきりだった。
「人に対して緩と急を自在に使いこなす。鬼のような形相ととろけるような笑顔を持つ」
そうなんでしょうね。
掲載されている写真は1960年代の小山明子さんとの新婚時代のペアルック姿だが、とろけるような笑顔だ。
こういう大島渚さんに会ってみたかった。
冒険家 渡辺大剛さん
昨年末、ロシアで日本人冒険家が雪道で車にはねられ死亡したというニュースを聞いた。彼だった。
日本人最年少で7大陸最高峰を制覇した彼が一般道で命を失う。
理不尽なことだ。31歳は若すぎる。
このような人生は、実は少なくない。
三浦雄一郎さんのような80歳まで生き延び世界最高峰を目指す人は稀だ。
冒険家や登山家の平均寿命は戦前の日本人のそれとあまり変わらないように思う。
若い時に大冒険や大登山をした後、一旦仕事に打ち込み、50代に再び大登山を目指し帰らぬ人となった人もいる。
渡辺さんが書いている「生と死の瀬戸際の瞬間を決して楽しんでいるわけではないけれども、その壁をこえたあとの喜びは、格別なものである」は、何かわかるように思う。
その格別なものを知った人は、なかなか他のことでは心揺さぶられないのかもしれない。
極上の楽しみの魔力は、格別なものには違いないだろうが。
コメディアン 原哲男さん
吉本新喜劇のカバさんといえば誰もが知っているだろう。
長くガンを患っておられたとのこと。全く知らなかった。
私だけかと思ったが、芸人仲間も知らなかったそうだ。
「カバと呼ばれることに本当は起こっていたんですよ。楽屋では鏡を見ながら眉毛まできちっとそろえていてね。心は2枚目やったんです」桑原和男さん。
ピエロの悲哀を心の中に秘めていた、格好いい男だったんですね。
安らかにおやすみください。
大島監督、野坂昭如との乱闘には、あの年代のお父さんたちは妙に物分りの良い、去勢されたような人ではないんだなぁ~と感心させられたものです。
最期は最愛の明子奥さまに看取られての大往生でしたか?
『カバちゃん』も懐かしい!
これは幼少の頃からのイメージで如何ともし難いのですが氏の人となりなんか知っていなくても大好きな人物の一人です!
白木みのるさんやら、大村崑さんなどはまだまだお元気のようですが・・・。
ところで、今日の産経新聞で渡辺さんを自動車でハネ殺した人物を当局は起訴したことを報じましたね
<<<
7大陸最高峰制覇の邦人冒険家事故死で運転手を起訴 ロシア当局
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130908/erp13090809530007-n1.htm
<<<
自動車絡みの死亡事件は数多ありますが、渡辺氏のこれ迄の功績を思えばあの死亡事故は大変悔やまれます。
尚、死亡事故を起した容疑者は未だにその起訴内容を認めていない由。
『・・・ロシア極北ムルマンスク州カンダラクシャ郊外で車にはねられ死亡・・・』と記事にありますから現地はかなり寒い地域になるようですから容疑者が飲酒していなかったとは断定できませんね。
ご遺族にはせめてもの慰めかもしれません。
ご本人が万全の対策を講じてもこのような事故は起こるのですね。
容疑者はひき逃げ容疑を認めていないようですが、一刻も早い事件解決を祈ります。