10月2日の第2回記者会見でさらに悪化したジャニーズ社の対応。
「モノ言えぬ(言わぬ)マスメディア」を支配下に置いていた。
モノを言わない状況が続けば腐敗するのは当然の成り行き。
両者とも腐敗していった。
ファンも視聴者も騙され続けた。
最悪なのはその間、被害者が出続けたことだ。
70年に及んでしまった。信じられない長さだ。
どこの国の帝王でもそれだけの在位期間はない。神話(想像物)の領域だ。
1個人の性犯罪としてはまさに史上最悪であり、歴史を紐解いてもそのような事件は思い当たらない。
ジャニーによる性犯罪ももはや「公害」といってよい。
1事務所の社長が起こし続けた性犯罪という「公害」である。
1000人を超えると言われる被害者数もまったく定かではない。
法を越えた認定が必要というジュリー氏の発言に意味があったはずだ。
しかし、最新のJ社のインフォメーションではその発言から後退した記述がみられる。
被害申請を躊躇させるような内容だった。これは悪質だ。
司法、立法、行政が動かなければならない事件である。
このまま動かなければ、なにか理由があると思われても仕方がない。
四桁になろうとする性犯罪を組織ぐるみで隠ぺいした会社、それを容認したと思われても仕方がない。
その全貌を知る副社長はいまだ顔を見せない。
犯罪に時効があるにせよ、犯罪の全容が分からなければ時効が適用されるかどうかさえもわからない。
司直が自らうごかないなら告発するしかない。これも時間の問題だろう。
帝国の庇護の元、育成された子どもたちは、日の目を見るタレントと地獄に落とされた人々に峻別された。
帝国の崩壊は、帝王夫妻の死後まで先伸ばされて今に至っている。
このように考えていくと、現在の事務所の対応のひどさが浮き上がってくる。
完全に裸の王様になっているにもかかわらず、生き延びようとしているしか思えない。
今は、すべてを明らかにした後(帝国を解体して)、補償、救済に資源を集中するしかない。
残ったタレントたちは外部に任せる。
自分たちで何とかしようとするのはもう無理だ。
わかっていないはずがない。わからないのならもう救いようがない。
ファンも思いがあるだろうが、それはタレントとの関係の中に置いておくことしかない。
タレントは当然これからも生きていく。一人の人間として応援していけばいい。
リアルな個人を応援すればいい。
アイドルはもういない。
お読みいただきありがとうございました。
ウクライナと中東に平和を!