私も新幹線をたびたび使っています。
山陽新幹線の運転間隔は10分以下です。在来線の山陽本線は1時間に2~3本です。
東京発となれば、5分間隔です。
都市圏在来線のラッシュ時と変わりありません。
このような時刻表では列車が時間通りに進めばいいのですが、遅れることになれば大きな影響が出ます。
中央の指令所では、どうしてもダイヤ優先になってしまいがちです。これが大問題です。
今回のような「想定」(またこの言葉です)されていない故障の場合は、軽視されやすいと思います。
しかし、進行している車両の中では乗客でさえ気が付く事態になっていました。
岡山からは保守担当者3名が乗車しています。点検提案をしていますが、指令所は「支障なし」と運行を継続します。
この根拠は何だったのでしょう。根拠はないはずです。
原因がわからないまま、走行を続けることを選択しました。
幸い名古屋駅で止められたからよかったのですが、識者の意見では東京までたどり着く前に破断、脱線につながったのではないとのことです。
本当に恐ろしいことです。
新大阪駅で運転士が交代します。JR東海管轄になります。
引き続き時に異常は報告されていません。
しかしJR東海は名古屋で止めます。
もし運転士の交代がなければ、名古屋駅で運休になったかどうか。
のぞみは、ご存知のように16両編成。座席数は1300名を超えます。
時速300kmでの脱線がどのような事態を生むか、誰もいいません。
想像されるのは航空機の離着時の事故です。時速200km程度といわれます。
それより100kmも早いのです。衝撃は2乗に比例しますから、200km時の2倍以上の破壊力です。
生存できる可能性は極めて低くなります。
その上、航空機や自動車に義務図けられているシートベルトもありません。
これも「安全神話」からです。
この事故はもっともっと解明されなければなりません。
年末年始の国民大移動時には間に合いません。JRはやる気がありません。
皆さん、運を天に任せて乗車してください。
私はできるだけ在来線にします。
画像は「ウェークアップ」より。