記事は、地元の山陽新聞デジタルからです。
市道上に排水のためのスリットが設置されており、スポーツタイプの自転車のタイヤが
そのスリットに挟まり転倒しけがを負った事故です。
このスリットでは、幅20mmの自転車タイヤでは、挟まれてしまいます。
私の自転車(クロスバイク)のタイヤ幅を図ったところ30mmありました。
挟まることはないと思われます。
私もこの市道を自転車で通行することが多く、どうしてこんな溝があるのか、不可解でした。
なぜ岡山市はこのタイプの排水溝を採用したのでしょうか。
側溝にはほかにも様々なタイプがあります。
第一審判決を認めて、被害者に詫び、市民のためには安全な側溝に取り替えていくべきです。
ところが、岡山市は本日控訴することにしました。
控訴理由は裁判の中で明らかにするらしいのです。
まったく納得できません。
岡山市は敗訴になった裁判ではほとんど上告します。
お上には歯向かうな、とでもいうのでしょうか。
長期裁判による時間的・金銭的・精神的負担は、訴訟を起こした人々に重くのしかかります。
一方、市側は税金を使えます。担当職員は定期的に替わります。弁護士費用負担の心配もありません。
市民が岡山市と争うことは本当に大変なことです。
そのことをいいことに、裁判を長期化する姿勢は強く非難されるべきです。
「長いものには巻かれろ」という古い考えが岡山市にはあると思います。
控訴するなら危険性はない、ロードバイクという特殊な自転車のことは想定していないって主張すべきで、対策をするということは市の責任を認めてしまうことになると思います。
私的には控訴せずに対策した方がいいと思うのですが…。