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今回初めて、ブラインド役をしました。
アイマスクをつけて歩く体験は、ヘルパー講座などで体験していますが、走るということはありません。
この体験は、私にとっては少し大げさかもしれませんが、衝撃的でした。
小学校のグラウンドという安全が確保されている場所です。
それでも、まず方向感覚がなくなります。
足先の感覚が鋭敏になり、細かな段差、土か砂か草かが気になります。
そして、バランス感覚。目をつぶって片足立ちをするとふらふらしますが、その感覚です。
それでなくても、シニアはバランスが悪くなります。
いかに視覚に頼っていたか、思い知らされました。
安心感が第一と思いました。
コース上に変化がないときには、つい話しかけることを怠りがちになります。
でもブラインドの人にとっては、危険がないことも言ってもらわなくてはわかりません。
伴走者が危険を予知していることを知らせることも安心感につながる、
そのこともよくわかります。
しかし、実際に実行できるかといえば、今の私にはできていません。
もっともっと情報を提供していかなくてはならないと思いました。
この体験は、ただ伴走を知るだけではありません。人とのつながりとはどういうことなのかも学べるのです。
講師をしていただいた鈴木邦雄さん。そしてももたろうパートナーズの皆さん、本当にありがとうございました。