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先日、この本のことを思い出し京都に帰った折に持ち帰りました。
20年前の本ですからほとんど内容は忘れていました。
その上、上下巻なのですが、下巻は購入していませんでした。
そこでネットで探すと手ごろな価格(400円+郵送料)で販売されており購入しました。
13000年の人類の歴史から文明を俯瞰するという大変な労作です。
内容をほとんど忘れているこの本ですが、病原菌というタイトルと、かすかにその内容を覚えていました。
アメリカ大陸の先住民が、侵略してきたユーラシア大陸人から病原菌を移され、抗体のない人々は壊滅的な被害を受けてしまったという内容だった。
この文章は、エイズウイルスが世界を震撼させた後だけに衝撃的だったのです。
それから20年、感染症は世界にたびたび猛威を振ってきました。
忘れたころにやってくると言われた災害が忘れる暇もなく押し寄せるのと同様に、死の病も襲ってくるのです。
それもだんだんとサイクルを短くしているように思います。
近年、インフルを除く感染病が日本国内で猛威を振るうことがなかっただけに準備を怠ってきたと言わざるを得ません。
外出自粛を続けている今、この大作を読んでいきたいと思います。
お読みいただき有難うございました。