岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

「一本道」にあらず。

2008-02-18 20:02:55 | 日本の仲間
地域の首長選挙は、応援した候補者が惜敗した。
数百票差だ。
素晴らしい性格の、とても街を愛している候補者なのだ。
しかし、人柄に触れることのない市民にはなかなか伝わらない。
これから4年、この街の社会福祉は停滞することとなった。

今日は落ち込んでいる。

首長選挙は4年に一度。
オリンピックと同じだ。
すでに4年辛抱した。
もう4年の辛抱はきつい。

敗因はいろいろ考えられる。
まず第一は、行政への批判だ。
これは京都市長選と同じ。
行政出身は評価されない。
批判の対象になっている。
この単純な評価が力を持った。

C党が不満票を取り込んだ。
K党の組織力が発揮された。

小さな街でも、候補者の人格を多くの人が知ることはない。
年齢だったり外観で評価することになる。

選挙事務所の前で、開票を見ている時の気分は独特だ。
テレビカメラが設置されているのだが、敗色が濃くなると
テレビや新聞のスタッフの携帯が鳴り、一人一人と
姿を消していく。
この風景を4年前にも経験した。
二度と見たくない風景だったが、今回もまったく同じだった。

しかし、時代の目撃者になるには、この道を進むしかないのだ。

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2 コメント

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・・・ことばもありませんが。 (bonn1979)
2008-02-20 10:30:43
沢山の時間とエネルギーをかけておられう様子を
このブログで拝見していましたから。

それでも、人々は「現実」という大きな山と戦ったのだという余韻を感じました。
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ありがとうございます。 (岩清水)
2008-02-21 20:09:47
お気遣いいただきありがとうございます。今回の首長選は4年間という時間の中での選挙でしたので、だめだった時のショックは想像以上でした。もちろん候補者本人の気持ちとは比べようもありませんが。
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