午後3時頃選挙事務所をのぞいた。
すでに、椅子や机は片付けれており、
ストーブの周りは3人ほどがいた。
一人は全国紙の記者。
後で聞くと私が購読している新聞の記者だった。
署名入りの記事が多いので名前をよく知っていた。
投票状況の推移を見ているのだろう。
午後2時現在の投票状況は、前回とほぼ同じだが、
候補者の地元の村では、投票率が落ちている。
これを記者は「上滑り」と表現した。
すこし油断があるのではないかと。
しかし、この数字には、もう少し深い意味があるのではと
思っている。
投票率は男性より女性が落ちていた。
同村の女性が投票に出かけない意味を想像してみた。
よく投票行動をしないことを「寝た」という。
森元総理が「寝ておいてくれればいい」といったがあれである。
もちろん、投票にいっても誰に入れるかわからない。
「寝た」とは消極的賛成の意味ともとれる。
賛成したくもないが、他の人に投票することもない。
このような状況になれば、「寝た」となる。
同じ村の場合では女性の間でもさまざまな葛藤があるはずだ。
そのことが投票行動に現れてもおかしくない。
この結果は最終投票率をみればほぼわかる。
村の選挙は、顔や日頃の行動まで知っているもの同士の選挙だ。
村に対立候補がいない場合こそ、判断が難しくなる。
それにして、前回の衆議院選での投票行動には驚いたものだ。
投票行動の劇的変化を肌で感じた。
その状況を感じたのは、刻々と入る投票率の推移だった。
異常とも思える投票率の高さが終日変わらなかった。
出口調査の結果を見た瞬間その意味がわかった。
「風」という生易しいものではなかった。「暴風」だった。
午後4時、記者は次の取材先に走った。
開票結果がわかるのは今夜10時過ぎだろう。
すでに、椅子や机は片付けれており、
ストーブの周りは3人ほどがいた。
一人は全国紙の記者。
後で聞くと私が購読している新聞の記者だった。
署名入りの記事が多いので名前をよく知っていた。
投票状況の推移を見ているのだろう。
午後2時現在の投票状況は、前回とほぼ同じだが、
候補者の地元の村では、投票率が落ちている。
これを記者は「上滑り」と表現した。
すこし油断があるのではないかと。
しかし、この数字には、もう少し深い意味があるのではと
思っている。
投票率は男性より女性が落ちていた。
同村の女性が投票に出かけない意味を想像してみた。
よく投票行動をしないことを「寝た」という。
森元総理が「寝ておいてくれればいい」といったがあれである。
もちろん、投票にいっても誰に入れるかわからない。
「寝た」とは消極的賛成の意味ともとれる。
賛成したくもないが、他の人に投票することもない。
このような状況になれば、「寝た」となる。
同じ村の場合では女性の間でもさまざまな葛藤があるはずだ。
そのことが投票行動に現れてもおかしくない。
この結果は最終投票率をみればほぼわかる。
村の選挙は、顔や日頃の行動まで知っているもの同士の選挙だ。
村に対立候補がいない場合こそ、判断が難しくなる。
それにして、前回の衆議院選での投票行動には驚いたものだ。
投票行動の劇的変化を肌で感じた。
その状況を感じたのは、刻々と入る投票率の推移だった。
異常とも思える投票率の高さが終日変わらなかった。
出口調査の結果を見た瞬間その意味がわかった。
「風」という生易しいものではなかった。「暴風」だった。
午後4時、記者は次の取材先に走った。
開票結果がわかるのは今夜10時過ぎだろう。