「在日」。
姜 尚中さんの2004年3月に発行された単行本です。
気になっていましたが、今まで読むことができませんでした。
一筆感想:
同時代を生きてきたひとりの人間の自分史はやはり面白い。
私と小学校を一緒に過ごした「在日」の友人は、かっては
朝鮮名だったが、今は日本名になった。
(姜さんとは逆のケース)
その友人が何を考えていたか、少しはわかったような気が
した。
しかし、彼にとって私は全然記憶に残らない人間のようだった。
「お前は全然覚えていないなー」と小学校の同窓会で
言われた時は、唖然とした。
私は鮮明に覚えているのに。
これでは友人とはいえないかもしれない。
「在日」は、私に「心に残る風景」を思い出させてくれた。
私の村から小さな峠を越えた谷に「在日」の人々の村が
あった。
近くに戦災で孤児になったこどもたちの園があった。
ワルもいたが、お蔭で狭い村に住みながら、世間を知ることが
できた。
今も感謝している。
姜 尚中さんの2004年3月に発行された単行本です。
気になっていましたが、今まで読むことができませんでした。
一筆感想:
同時代を生きてきたひとりの人間の自分史はやはり面白い。
私と小学校を一緒に過ごした「在日」の友人は、かっては
朝鮮名だったが、今は日本名になった。
(姜さんとは逆のケース)
その友人が何を考えていたか、少しはわかったような気が
した。
しかし、彼にとって私は全然記憶に残らない人間のようだった。
「お前は全然覚えていないなー」と小学校の同窓会で
言われた時は、唖然とした。
私は鮮明に覚えているのに。
これでは友人とはいえないかもしれない。
「在日」は、私に「心に残る風景」を思い出させてくれた。
私の村から小さな峠を越えた谷に「在日」の人々の村が
あった。
近くに戦災で孤児になったこどもたちの園があった。
ワルもいたが、お蔭で狭い村に住みながら、世間を知ることが
できた。
今も感謝している。