関西空港が大被害を受けた後、
早急に航空機運行が再開されているような報道がなされていますが、
国内線はピーチエアラインがほとんど。
関空は国内便は乗り継ぎが中心で、国内移動のみのためにこの空港を利用するひとは少ない。
北海道などは関空利用が多いけれど、それも今はできない状態です。
空港再開というけれど実態はほとんどできていないと思います。
もちろん、アクセスの問題もありますが、搭乗する人の姿がまばら。
映像を觀る限り第2滑走路(B)は通常もほとんど利用されていない様子。
当然設備も整っていません。
航空各社も搭乗手続きを切り替えるといっても第1滑走路(A)の再開のタイミングを見ながらということになります。
ことは大変複雑です。
関空当局と航空各社の思惑が一致するのは困難と思われます。
間に置かれた乗客は困惑していますが、
まずは他の代替空港を利用して目的地にいくしかないでしょう。
関空当局と航空各社の思惑に惑わされては行けません。
自らの目的を最優先に考えるしかないでしょう(他航空、他交通機関利用)。
私が不審に感じたのは、関空に取り残された人数が当初3000人、やがて5000人、そして現在は8000人だったと報道されていることです。
いくら推定に数としても2倍以上の誤差はおかしいと思います。
一日の利用者数を7〜8万人と発表していながら、当時3000人しか滞在していないというのも不思議に思っていました。
空港関係者の数がどの程度なのかも不明でした。
もしかすると関空として日頃から正確に把握できていなかった可能性もあります。
wikiの関西国際空港を読めば、関空の歴史がよくわかります。
特に第2滑走路(B)の設備、利用状況がよくわかります。
基本的には第一滑走路の補助的な役割です。
この第一滑走路が鍵です。
また、津波の推定値が以下の通りと書かれていますが、今回の浸水状態から考えれば信じられない数字です。
以下引用です。
「2013年の南海トラフ巨大地震に関する大阪府防災会議によると、南海トラフでマグニチュード9級の巨大地震が発生した場合、津波により1期島の国際貨物地区には最大1メートル、その他の地区で最大3メートルの浸水が見込まれるという」
引用終わり
今回の被害状況を調査して南海トラフの巨大地震の被害を再予測する必要があります。あまりに甘い見込みです。楽天的な数字ではなくシビアな数字を出してほしいものです。もう想定外ということは、関空の場合は言えません。
終わります。