岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

【コンフェデカップ】早起きした価値あり

2005-06-23 09:41:21 | 日本の仲間
気になっていたので目覚しがなる前に起きてしまった。
テレビをつけると、前半1対0。
うーん、もう獲られていたか。
と、次の瞬間、中村から文字通り目が覚めるような
ミドルシュートが、横っ飛びするゴールキーパーの手の
先を通過し、ネットに突き刺さった。

あの細い身体のどこにあのパワーがあるのか。
予測外の距離から予測外のタイミングでのシュートだった。
ブラジルの選手も唖然としていた。
トルシェに干されてからの3年間がここに凝縮していたかの
ようだ。

ブラジルのサッカーは素晴らしい。
アジアのサッカーを見慣れた目には、華麗かつ芸術的という
ちょっと、意味不明な言葉も使いたくなった。
ブラジルの2点目は、「うまい!」ということばがぴったりの
パスに合わせたロナウジーニョのゴールだった。

パス回しで圧倒された日本だが、集中力を切らさなかった。
後半は無失点で封じた。
そして、終了時間が近くなった43分。
ゴール近くでフリーキックを与えられた日本。
中村の左足から放たれたバナナシュートにゴールキーパーは
触れることもできなかった。
ボールはゴールポストに当り、はね返ってきたところを
詰めていた大黒が蹴りこんだ。
またしても大黒だ。

個人技では差がある日本ではあるが、闘い方はあるのだ。
「強いチーム」が勝つのではなく「勝つチームが強いのだ」と
いう言葉は正しい。

これから1年。大きな大会はないが、ジーコの力が必要だ。
有力チームとの対戦をセッティングできるネームバリューを
彼は持ってる。
数多くの代表チーム戦を用意していただきたい。

とまれ、アジア戦からのギアチェンジを2試合目(ギリシャ戦)
で成し遂げ、
ブラジルに臆することなく挑んだ日本チームに拍手を!

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