中央アルプスで韓国人登山者グループ20名が遭難し4名の方がなくなった。
まことに残念なことです。
お悔やみ申し上げます。
考えてみれば、私が登山について語る場合は
日本人が日本の山を登る場合か、日本人が外国の山を登る場合についてしか考えてこなかった。
外国人が日本の山を登ることについてはほとんど考えてこなかった。
これはずいぶん片手落ちな話だとわかった。
例えば、韓国の人が日本に登る場合に、ハングルの山岳ガイドブックがあるのか。
地図はどうなのか。
最近、街では英語やハングルや中国語の案内板やガイドブックが揃ってきている。
しかし、山の標識などでは、英語表記さえあまり見たことがない。
当然、中国語やハングルの標識はない。
東アジアの人なら漢字がわかるのではないというのも手前勝手な考えかもしれない。
せめて、英語の標識はないとダメだと思う。
日本の山が注目されているのは確かだ。
今回は山荘に救助を求めて飛び込んだ韓国人の方が言葉が通じなくて初動に時間がかかったと聞いた。
外国の登山者も日本の山荘もせめて英語程度は話せないと緊急事態に対応できないのではないか。
それにしても宝剣岳は雨天時の通過は難しい。
事前にコース変更すべきだったと思う。
そのような忠告も言葉の壁があって出来なかったのだろうか。
提案
1.山の案内標識は少なくとも英語表記をする。
2.山小屋や案内所には各国語の対訳表を置く。
3.関係者対象に外国人登山者対応の講習会を開く。
4.実態調査も必要です。外国人登山者へのアンケートなど。