余部鉄梁を訪ねることができました。
百聞は一見に如かずの思いを新たにしました。
余部鉄梁の悲劇を記憶しているのは、40代以降の方でしょうか。
事故の様子は、wikiにも書かれています。
1986年12月28日、強風にあおられた客車が落下、水産加工工場を直撃し女性5名と車掌1名が亡くなられました。
今は新しい鉄梁に生まれ変わっています。
詳しい経緯はwikiをお読みください。
道の駅に車を停めて、「空の駅」に向かいます。
右手には旧鉄梁の足場部分が残されています。
高さは40mあまりです。
エレベーターで昇ります。
エレベーターの中から家並みと日本海を望みます。
なぜこのような鉄梁が建設されたのでしょうか。
建設した明治末期には、トンネル工事の技術が未熟で長大なトンネルを掘ることができず、鉄梁を高くすることで、
トンネル部分を短くしたとのことです。
そのため強風に弱くたびたび運行停止になっており、ついに落下事故を引き起こしてしまいました。
駅名の表示です。
かつては余部に駅はなく通過するのみでしたが昭和30年代に住民の要望で設置されたそうです。
残された旧鉄路です。
降りてきました。
事故の掲示はほとんどありませんが、鉄梁の下、道路に面して慰霊碑が建てられていました。
観光バスやマイカーを利用して訪れる方もおられます。
香住からはトンネルが開通しており10分程度で来ることができます。
お読みいただきありがとうございました。