最終集ですね。
お金の話です。
しっかりメモしました。
すぐ忘れるものですから。
最初のお金のかたちは?
麦だった。
それまで物物交換だったものが、一定量の麦を単位として様々なものと交換できはじめた。
メソポタミア・テルブラク(世界最古の都市)から発見された大量の器からわかった。
お金の誕生の効用は?
人の脳内を変え現代文明をつくった。
お金が人間を人間にした!
都市、職業、そして未来を紡いでいた。
このようにいわれてもよくわかりませんね。
ここで、少し寄り道になりますがカメルーンの集落の取材があります。
今まさにお金の使用が始まった村々です。
現在進行中の村々です。
世界の研究者が注目してフィールドワークをしています。
この村々では先の世代は狩猟を中心に生活をしており、その日暮らしでした。
狩りの収穫である得物はすべての人に平等に分配されます。
狩った人が優遇されることはありません。
(実は日本の狩人も同じように平等分配ですね=鹿猟で見聞しました)
獲った人は威張らないし、分けてもらった人は当然のことと考えています。
これは社会的規範です。
威張ると他の村民に非難されます。
そのことが自分勝手な行動や言動を抑制しているといいます。
この生活が原始共産制(原始共生)といわれるものの実態かもしれません。
もちろん異なるケースもあると思います。
このあたりの研究を進めて欲しいですね。
しかし、非難が嫌で原始共産制が成り立っているというのではマルクスも辛いですね。
つづく。
※写真は弥生時代の建物の再現。穀物倉庫だと思われるので、その日暮らしは過去のものになっています。