大島会館は立派な会場です。
250名は収容できます。
船で渡ってきた参加者は150名。当選者の方々です。落選した方も多いそうです。
幸運にも当選しました。
入居者と看護者や介護者で50名。
ボランティアの方が40名と聞きました。
ボランティアの方は立ち見をされています。
演奏中は撮影ができませんから、開演前の様子をアップしました。
庵治第2小学校の卒業生と元職員の皆様。
※庵治小学校は対岸(四国本土)の庵治にあります。
大島には第2小学校があります。分校ということだと思います。
島の施設のガイドをしていただきました。
入所者の方は前の席です。
進行は小学生のお二人。
開演の前に入所者自治会長の森和男さんの挨拶です。
「入居者は52名とピーク時の1割以下になっているけれど、コンサートのお陰で来島者が増えてうれしい。亡くなった仲間たちもよろこんでいる」という趣旨の話をされました。
青松園園長さんのごあいさつです。
コンサートは、知恵さんのこころがこもった構成です。
大島への愛が溢れています。
知恵さんが大島を訪問したのは牧師だった父、沢正彦さんに連れられてとのこと。
生後6ヶ月だったそうです。
入所者の方は、そのときの「まるまるとした知恵さん」を覚えているそうです。
半世紀近く前です!
正彦さんが説教したキリスト教会は名建築家ヴォーリズ事務所の作品です。
大島青松園には園歌があります。
その歌も歌っていただきました。
知恵さんが作詞作曲した校歌があります。
盛岡スコーレ高等学校です。歌詞は日本、英語、韓国語です。
コンサートでも歌っていただきました。
名作「こころ」にはいつも感動します。
新作CD「雨ニモマケズ」からは、タイトルの「雨ニモマケズ」、そして私の大好きな「メロディ」!
知恵さんは、世界の名曲をカバーして、その原曲を超える解釈ができる人です。
そして、シニア世代には、中川五郎さんの登場がたまりません。
日本語訳で歌うジョンレノンの「イマジン」、沢さんとの共演です。
ドラムは元庵治小学校生の昴生さん。
五郎さん70歳、知恵さん48歳、昴生さん24歳の三世代バンドが素晴らしかった。
クライマックスは、知恵さんが「大島の父」と呼ぶ東條高さん(88)との共演です
半世紀になろうとする交流です。
聖歌を歌うお二人は、ほんとうに強い絆で結ばれていると思いました。
※高さんと知恵さんは二人で韓国を訪問したときのことです。
高さんは人々の前で、「戦争中の日本人の行為」の謝罪をされそうです。
国策で大島に隔離されていた高さんが日本人の一人として謝罪したことに
通訳をした知恵さんは驚かれたとのこと。
まことに立派は行動です。
見習わなくてはなりません。
素晴らしいコンサートでした。
閉演後は、CDや本の購入タイムです。
私もサインをいただきました。
乗船まで時間がありましたので園内を歩きました。
お読みいただきありがとうございました。