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昨日の憲法記念日の集いのお話です。
内田樹さんは著名な歴史研究家ですね。
膝関節の置換術後ということでした。武術をされる方なので長年に及ぶ膝の酷使がもとなのでしょう。座っての講演になりました。退院後1週間とお聞きした。でももう杖で歩いておられた。気丈な方です。
世界の国々の憲法について話してくれました。
いろいろと学ぶことが多かったのですが、頭を素通りすることも多くまとめきれません。
かろうじて残った要点をいくつか書いてみます。
1.日本のように改憲論議を長く続けている国は見当たらない。
2.そもそも憲法の成立過程が明らかになっていない(公的な文章がない)。
3.例えば米国憲法は独立宣言後の憲法制定までの会議に経過が公文書として残っており、だれでも見ることができる。議論にならない。
4.日本の憲法に天皇制が書き込まれてのは、やはりマッカーサーが大統領選出馬の考えがあったことが強く影響している。はやく憲法を作って日本を復興させたと評価されたいと。
5.米国ファーストの考えは昔からで日本は属国扱いが今も変わらない。
(このあたりはひどく同意するところ、日本が没落する原因となった半導体戦争など不平等条約でしかないと思う、今もいらない軍備をいっぱい買わされている)
6.日本国憲法は当時の最先端の思想である(天皇制をのぞく)。天皇制を残すなら戦争をしないというという第9条は欠かせないとGHQは考えた(確かに憲法の最初に天皇の話が出てくるのはなんでと思っていた。国民主権なのに矛盾しているぞ)。もちろん天皇制を残すのは日本人統治の手段との考えがあったから。
7.歴史修正主義については日本以外にもフランスもひどい。第2次世界大戦時の国内の混乱(悪行)を隠蔽して国連常任理事国になっている。ド・ゴールの個人技。
8.国の黒歴史を自ら暴くことができることに関してはアメリカ人を評価できる。
などなど。多岐にわたってのお話で理解が及ばないことも多かったです。
もちろん、上記文章には私の誤解も混じっております。ご容赦を。
アメリカの属国の日本が改憲など勝手にできるのかという思いも私に芽生えています。まー自国に影響がなければ見逃すのではないとも思いますが。
沢知恵さんコンサートコメントは後日です。
お読みいただきありがとうございました。
ウクライナに平和を!