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「暮しの手帖」とわたし |
大橋 鎭子 | |
暮しの手帖社 |
NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」のモデル大橋 鎭子さんの自伝です。
ドラマより面白いと言われています。
戦後の様子がとても新鮮です。
新しい社会を作っていこうという意気込みが感じられます。
人間にとって希望ということがいかに大切かわかります。
本当に刺激的な書籍です。
私事ですが、私が就職先を懸命に探していた時に、たまたま「暮らしの手帖」を読みました。
この雑誌の名物企画に、製品検査がありました。
その号は、「肌着の検査」でした。
当時、ファッションの専門学校の2年生だった私はファッションメーカーへの就職希望でした。
その肌着の検査の遡上に上がっていたメーカーは3社。その中の一社がきわめて高い品質評価を得ていました。
感激した私は、その会社に「ラブレター」を書いてしまいました。
送り先がわかりません。今と違ってインターネットで簡単に検索するというわけにはいかない時代です。
ファッション誌の広告から探しました。
それは肌着メーカーの関連会社だったのですが、その会社から連絡が入り入社試験を受け採用されました。
その会社で20数年勤務することができました。
「暮らしの手帖」は私の恩人でもありました。