岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

「高畑勲展」に驚愕です。その1

2020-09-03 07:49:24 | 高畑勲

幼年、少年時代を岡山で過ごした高畑勲さんの展覧会が開催されています。

サイトはこちらです。

徹底した感染予防対策が取られています。

事前予約と人数制限、3密を避ける。

感染リスクは相当低くなっています。

ただ、ネットでの事前予約というハードルが年配の方には高いと思われます。

来場者は若者から中年の方が多かったです。

滞在時間も50分程度にしてほしいと書かれていますが、それが守られる展示内容ではありません。

ハードルが高いだけに入場者が限られており、観覧には最適な状態とも言えます。

 

高畑勲さんについて(wikiです。せめてこれを読んで展覧会に行くべきだったか)

全仕事をこの展覧会で拝見したのですが、私は本当にごく一部しか知りませんでした。

また、アニメーションについても、ごく一部しか知りません。

そのことを痛烈に指摘された展覧会でした。

※人物像はwikiに書いています。

納得です。

 

高畑さんは、1935年生まれです。

9歳の時に岡山大空襲に遭われています。

(その時の思いが『火垂るの墓』の制作につながっていることは知られています。地元、岡山のテレビ局が取材している映像を観ました)

その後、東京の大学に進学して、フランス文学を学び、東映動画に入社します。

展覧会では、そのアニメーションを志す動機になった仏アニメ『王と鳥』(字幕翻訳をした)の紹介から始まります。

音声ガイドがあります(必需品)。

大学で学んだ仏文学とのかかわりは生涯続くことになります。

東映動画入社時(1959年)から制作に関わり、

『安寿と厨子王』(1961)ではいかに制作に関わったかを新発見の資料で説明しています。

TVシリーズ『狼少年ケン』(1963~1965)

※観ましたね。思い出します。

『太陽の王子ホルスの大冒険』(1968年)劇場用長編映画初監督作品

このアニメが日本のアニメ界にとっていかに革新的だったかが明らかにされています。ここから残された資料に圧倒され始めます。

※私は劇場に行きませんでした。アニメにそれほど興味が向かいませんでした。今から思えばもっと視野を広げておけばよかったと。

まだ序章です。

撮影スポットです。ここでしか撮影できません。

もちろん『アルプスの少女ハイジ』です。

続きます

お読みいただき有難うございました。



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