『アルプスの少女ハイジ』1974年
高畑が考え宮崎が実行した「レイアウトシステム」です。
のちのアニメーション制作現場に大きな影響を与えました。
左ページ:ハイジが厚い服を脱ぎ捨てていく象徴的なカットです。
右ページ:背景画は井岡雅宏。素晴らしい絵です。原画も展示されていました。
『母を訪ねて三千里』1976年
「アルゼンチンに出稼ぎに行ったまま消息不明になった母を、イタリアのジェノバから探しに行く少年マルコの物語」
短編小説を全52話に膨らませています。
当時、私はテレビアニメを観ることはほとんどありませんでした。
背景画:椋尾篁の油絵が素晴らしく会場で見入ってしまいました。
監督:高畑勲 場面設定・レイアウト:宮崎駿 キャラクターデザイン・作画監督:小田部羊一
↓ 『赤毛のアン』1979年
「物語の舞台はカナダのプリンセスエドワード島。手違いで孤児院から引き取られ、マシュウとマリラのもとで暮らすことになったアン・シャーリーの成長を一年間かけてじっくりと描いた」
お転婆の少女だったヒロインが美しい女性に成長していく。
宮崎駿は15話まで場面設定・画面構成を担当。桜井美和子に引き継ぐ。
キャラクターデザイン・作画監督:近藤貴文 演出:高畑勲
キャラクターデザインが素晴らしい。
高畑勲「海外アニメTV 三部作」ですね。
カタログの一部を転載させていただきました。
会場で販売されています。
お買い求めいただければと思います。
お読みいただき有難うございました。
続けていきたいと思います。
その5です。
※twitterです。
高畑勲展は本日で前期を終了いたしました。
後期は9月21日を予定していましたが、9月19日からに繰り上げ、会期を拡大します。よろしくお願いします