昨日の沢知恵さんのコンサートの日は、香川県大島青松園でのコンサート予定日でした。
沢さんの青松園のつながりはとても長いのですね。
沢さんは、島で生涯のほとんどを過ごした詩人塔和子さんの詩に新しい朗読のカタチを乗せて1枚の素晴らしいアルバムを創りました。
昨夜も『胸の泉に』を演奏されました。
塔和子さんのお墓のお話も聞きました。
大島の納骨堂と生地である愛媛県西予市の2か所あります。
故郷から縁を切られ隔離された人々は島の納骨堂に収められるしかないのですが、
塔和子さんは、一族の墓に本名で埋葬されました。
その時の新聞記事がこちらです。
塔和子さんの詩は、沢さんのアルバムを通じてしか知らなかったのですが、
ある日、岡山市にある禁酒会館の書店(キリスト教関係)を覗いていると、セールの箱に『塔和子全詩集第1巻』が入っていました。
驚いて、即購入しました。
それからじっくりと時間をかけて読んでいます。
当然、第2巻、第3巻が読みたくなります。
そこで私は岡山県立図書館(日本一と聞いています)なら借りられるかもしれないと思い訪問しました。
確かに書架にありましたが、禁貸出です。手元に置かないと読める詩集ではありません。
また書店を覗きました。
書架に見当たらないので、お店の女性に詩集のことを訊きました。
「実はあの詩集は前にいた方が個人の好みで購入していたので売れなくてセールになりました、ほかはありません」
とのことでした。
残念がる私をかわいそうと思われたのか、ネットで検索を始めてくれました。
そして、K書店のネットでありそうだ(出版社に問い合わせをするレベル)と話してくれました。
直接、出版社に問い合わせれば良い返事をいただけるかもしれませんよと。
自宅に帰って少し考えました。
ここは直に話すよりはK書店の力に頼ってみようかと思い、ネットで予約しました。
その後、しばらく返事はありませんでしたが2週間ほどして「入手しましたので発送します」とメールが来ました。
さすがk書店です。
あまり期待していなかったので嬉しかったです。
ありがとうございました。
まだ置いたままです。
最近こと、
沢さんがラジオ番組「沢知恵の音楽室」で全3巻を3ヶ月かけて読みました、と話されていました。
3ヶ月って速い!と思いました。
私は何ヶ月かかるのだろうか。
1年はかかりそうです。
私には、本を購入してもしばらくは読まないことが多いのです。
カバーを見ながら時間を過ごす愉しみ方が好きです。
お読みいただきありがとうございました。