岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

新たな退院支援。

2009-10-09 22:07:22 | 地域包括支援センター
昨日依頼があった。
午前中に病院を訪問した。

40歳の女性の方。
介護保険対象では最も若い。
当然、今まで担当させていただいた方では最年少。
お子さんは小学生を筆頭に3人。

医療ソーシャルワーカーの方とご本人にお会いする。
厳しい病気だが、在宅で家族と生活をすることを選択された。
できるだけの支援をさせていただくことが使命。
ご希望は、住宅改修、福祉用具貸与・購入。
訪問介護、訪問看護。
緊急通報システム、お子様への通学支援。

介護保険は高齢者対象なので、若いママへの支援は想定されていない。
もちろんお子さんへの支援もない。

市独自の日常生活支援もなかなか利用できるものがない。

民間の仕組みを利用することができるか。
コストの面で厳しい。

若い家族でどこまで支えることができるか。
必要なところに支援が届かない現状がここにもある。
全力を注ぎたい。

心を岡山に残して京都に帰ってきた。

※紅葉始まる。龍ノ口神社。

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2 コメント

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可能性を求めて・・・ (どりーむ)
2009-10-09 23:19:21
このような年代の方にとって介護保険制度は、「制度が使えるようになってましよ」とは、とてもいえないですよね。

仮に、障がい施策が利用できるとしても、介護保険優先の原則があったり、支援する側も、若年者の方への支援について、その方法論等が未熟だったり、諸制度を知らなかったり・・・。

まさに、介護保険制度は、その方の生活支援のほんの一つの手段でしかないですね。

でも、どうして40歳で地域包括?と思いつつ、地域包括支援センターの方がー方が最初から関わってくださると、利用者さんも、(今後、つながっていくとして)ケアマネさんも、心強いですね。
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制度の狭間をぬって (岩清水)
2009-10-10 22:11:47
どりーむさん。コメントありがとうございます。
いろいろな社会資源を探すつもりですが、うまくつなげるかどうか。
実際に利用したことない支援は私自身が自信を持って勧められません。
難しいですね。

この方は要支援2と認定されましたので、地域包括支援センターが担当することになった次第です。
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