岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

長崎斜面研究会

2005-11-29 15:32:21 | 社会福祉士
2005年の毎日介護賞奨励賞に輝いた「長崎斜面研究会」の実績を
みて驚いた。
あの坂道の町、長崎の石段に長さ60mのふたり乗りリフトを設置し、
お年寄りの生活を一変させたらしい。
公道にリフトを設置するという企画は初めて聞いた。

もちろんスキー場にリフトがあるのだから出来ないことはない。
しかし、私たちもバリアフリー研究会を立ち上げて二年になるが、
新興住宅地は必ずあるといってよい斜面(坂道)の移動にそんな手が
あるとは思いつかなかった。
頭の中にはイメージできなかったわけだ。

もちろん、大変な資金がいるから、行政との連携も必要だろう。
都会という立地も必要だろう。
しかし、方法はあるということだ。

長崎斜面研究会は建築士、医師、看護師、大学教授ら、140人が
参加しているという。
もちろん、資格は持たないが、知恵や労力に満ちた普通の市民が
中心なのだろう。
(最近、資格者の倫理規定違反が続いているのが辛い)

ぜひ、見学に行きたいものだ。

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