今、中国に「未曾有」の災害が襲っている。
「未曾有」は国家首脳の発言だから、その危機感は並大抵のものではない。
一人でも多くの人が救出され、生き延びていただくことを節に願います。
こうしてパソコンに向かうのみの身に心は痛む。
中国について考えることは多い。
しかし、断片としてしか考えがおよばない。
日本のマスコミをみても、断片的な論評に終始しているが現状ではないか。
この日本の10倍という人口 . . . 本文を読む
先週末に、山の仲間が広島の比婆山に登ろうと高速バスでやってきた。私は岡山から車で駆けつけた。比婆山は、広島県の最深部(北部)にあり、天然記念物のブナ林が美しい。本当にやさしい山並みだ。もちろん、冬は雪深く山人以外が踏み入ることはできない。ぶなの新緑は美しい。大樹には、大地の息吹が感じられる。 . . . 本文を読む
先月の母親入院から1ヶ月、退院から10日が経過しました。
退院後の生活が安定してきたので、
1ヶ月ぶりに京都に帰ってきました。
この間に、ここ京都郊外の我が家の窓から見える緑も
大きく広がり色も濃くなりました。
もう、ここに30年は住んでいるので、ここが生活の中心に
そして心の中心にあるようです。
空気も光もなじんでいます。
もちろん、パソコンやオーディオも使い慣れています。
しばらく、休養しな . . . 本文を読む
今、「大臣と官僚について」という文章を1000文字程度書きましたが、
操作ミスで削除してしまいました。
自分のPCでない場合は、このようなミスが起こりやすいですね。
「下書き」で保存しておけばよいのですが、このような時には保存していない
ものです。
こうして文章を打ちながら、落ち込みから回復している最中です。
時間は30分しかありません。
さて、再度書いていきます。
5月14日、国会の厚生労働委 . . . 本文を読む
「働く」ということとは何か。
現代のもっとも重要なテーマだと思っている。
日本の社会保障の考えの中には根強い惰民思想がある。
もちろん、国民にもある。
働くざるもの食うべからずである。
しかし、現在の就労状況や働く意味は、そんな単純ではない。
すなわちグローバル化した資本の中で労働者として働くことが
そんなに単純なことであるはずがない。
国によるセーフティネットが崩壊しかけている。
就労へ . . . 本文を読む
ビルマ(ミャンマー)のサイクロン被害の甚大さには
呆然とするばかりだ。
軍部の姑息さには、腹立たしくてたまらぬが、
腹を立ててるだけでは、湯も沸かぬ。
わが尊敬する医療団AMDAはすでに、5月8日、日本を旅立ち、
現地に向かっている。
腹を立てることもとても大事だが、私たちにもすぐに
できることがある。
(ここから、ですます調)
それは私たちのポケットマネーをAMDAに送ることです。
ここなら . . . 本文を読む
胡錦濤国家主席の来日と福田総理との首脳会談そして共同声明について、
今日のヤフーニュースで読もうとすると、記事がない。
ヒデが練習を始めたことが載っているのに。
今や、世界の一方の中心になっている中国を冷静に評価する姿勢が大切では
ないだろうか。その国の元首の来日なのですよ。
もちろん、今の時点で日本ができることは限られている。
しかし、前提条件としての両国関係は「春」といえる。
もっとも、し . . . 本文を読む
村嶋歸之氏の本を読んでいると、先日も書かせてもらっていますが、
彼の文章の巧みさには驚かされます。
参考にしない手はないのですがあまりにレベルが違い、実用的では
ありません。
そこで、文章を引用させてもらうことにします。
人物評論「大宅壮一」の中から、
「この無思想人(大宅本人自らの弁)は、戦後の思想弾圧の解けた後も歩調を
変えず、左右いずれの主義にも偏らす、公式にたよらず、時勢にこびず、
こ . . . 本文を読む
5月5日の朝日新聞第一面の見出しにあったのは、
「75才以上医療保険制度」。
後期高齢者の名称は使われていなかった。
お気づきになった方も多いのでは。
(リードには正式名称を使っている)
これは、新聞社内部でも、このまま後期高齢者という名称を
続けていくべきか、話し合いが行われていることを示しています。
国が決めた医療保険制度の名称を大手新聞社が使わない。
それは、読者の気持ちを慮るゆえでしょ . . . 本文を読む
今朝、9時からNHKにて各党の医療・介護の論客による討論があった。
攻める野党に、守る与党といいう構図だ。
この顔ぶれ(自民・大村、公明・福島、民主・山井、共産・小池、社民・阿部、
新党・臼見)の半分は医師ですね。
国会でも、よく登場する人々です。
論点はすでに明らかになっている。
与党は、
この制度は医療費の抑制のため(そこまでは露骨にはいわない)に
必要なものであるが、十分説明ができていなか . . . 本文を読む
村嶋歸之著作選集の第5巻を読み始めた。
とても厚い本だが、雑誌等に掲載された内容なのでとても読みやすい。
村嶋歸之氏は、新聞記者(大正から昭和)として活躍された方だ。
現場主義の人(というよりは現場しか生きる道がない)で、
社会事業も労働運動にも、深入りしていた。
平成の世にはこんな記者はいない。
大阪毎日新聞の記者から始めた人だが、20代から、世界的なキリスト者で
ある賀川豊彦に心酔してしまい . . . 本文を読む