今週も午後を中心に、活動区域の視察が組み込まれています。雨のない梅雨空、今週末までもってくれると助かるのですが。
さて、今日の視察先は中央区、千代田区、台東区を所掌する部隊でのお仕事です。ここでは特に海に突き出した晴海埠頭などでの開発事業が進んでいますよ。
まず我々は晴海のトリトンスクウェアにある我が社のプレゼンルームで、事業の全体像を説明して頂きました。ここには所掌する範囲である中央区、千代田区、台東区の1/1000の模型があって、まず来訪者を圧倒します。
この模型、高さも正確に1/1000に作られていますし、特徴のあるビルはその姿も精巧に再現されています。お台場のフジテレビもこのとおり。そっくりでしょ。
こうして東京を上空から眺めてみると、高層ビルがどのようになっているのかや、低層の住宅やビルがどのあたりにあるか、といったことも一目で分かります。
特定の場所を説明するときはスポットライトを当てるので、これまたすぐに場所のイメージが浮かびます。地域のイメージを一発で説明できるこの模型はすごい。
※ ※ ※ ※
プレゼンルームで説明を受けた後は、晴海のお隣の勝ちどき地区で現在建設中の58階建て超高層マンションが二棟セットになった「タワーズ」を見学です。こちらはかつて我が社も関わったものの、賃貸住宅用の床として取得していたものを賃貸することを条件に民間に対して売却をしたという物件です。
二棟で提供する床面積は約38万㎡といいますから、大きなショッピングセンター十棟分の床面積。供給する住宅戸数は2794戸の予定で、数千人がこの二棟のビルで生活をするという計算です。
建設中の会社の特別の計らいで、56階の部屋を見せてもらうことができました。南西の角の部屋では、左にお台場から右へ向かってレインボーブリッジを見下ろし、品川、東京タワー、銀座、秋葉原、上野と、東京を180の範囲で見下ろすことができる、素晴らしい眺望です。
六本木ヒルズの高層階から東京を見下ろすセレブを「ヒルズ族」と呼ぶようですが、「タワーズ族」という言葉も生まれるかも知れません。最上階付近は分譲になっていて、4LDKで約150㎡の物件のお値段は分譲価格で1億円を超えるとのことですよ。一体どんな人が住むんでしょうねえ。はー。
※ ※ ※ ※
この勝ちどき界隈には、少し北へ行くと「もんじゃ焼き」でおなじみの月島地区があります。この月島地区は、戦災復興でできた地域で、細いながらも整然とした道ができあがっていて、整然とした密集というイメージがぴったりの地区です。写真の、低層になった一角が月島のもんじゃ焼き通り。
すぐ近くには超高層ビルが建ち並び、その足下ではそれを見上げる密集地区があるというコントラストは、特に外国人には大人気なのだとか。一軒一軒のお店の面白さや路地の植木鉢などは、もっとも日本らしい風景の一つなのかも知れません。
最後に視察をした地区は、バブル期に歯抜け的に地上げが行われた傷跡のような地区でした。ここではバブリーな条件提示を受けて、長屋であるにも関わらず一軒一軒と権利を手放して歯抜けになり、どうしようもなくなりかけた土地でした。
お陰で隣の家がなくなって共通だった壁には隣の家と同じ形にトタンが貼られていたりします。狭い土地でも使おうとすれば、わずか150㎡の土地に10階建てのマンションが建てられたりして、そうなったところではもうしばらくはやり直しもきかないことでしょう。
こうした地主の人達に対して、区とも連携しながら区画整理と再開発を持ちかけて、良好な土地利用を行うというのもこれからの重要な仕事になることでしょう。
民間では一区画の土地でしか開発をしませんが、土地を一区画にする手段が札びらではやはり無理があるのです。
高層ビルと低層住宅街、このコントラストが東京らしい風景の一つであることは間違いなさそうです。
さて、今日の視察先は中央区、千代田区、台東区を所掌する部隊でのお仕事です。ここでは特に海に突き出した晴海埠頭などでの開発事業が進んでいますよ。
まず我々は晴海のトリトンスクウェアにある我が社のプレゼンルームで、事業の全体像を説明して頂きました。ここには所掌する範囲である中央区、千代田区、台東区の1/1000の模型があって、まず来訪者を圧倒します。
この模型、高さも正確に1/1000に作られていますし、特徴のあるビルはその姿も精巧に再現されています。お台場のフジテレビもこのとおり。そっくりでしょ。
こうして東京を上空から眺めてみると、高層ビルがどのようになっているのかや、低層の住宅やビルがどのあたりにあるか、といったことも一目で分かります。
特定の場所を説明するときはスポットライトを当てるので、これまたすぐに場所のイメージが浮かびます。地域のイメージを一発で説明できるこの模型はすごい。
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プレゼンルームで説明を受けた後は、晴海のお隣の勝ちどき地区で現在建設中の58階建て超高層マンションが二棟セットになった「タワーズ」を見学です。こちらはかつて我が社も関わったものの、賃貸住宅用の床として取得していたものを賃貸することを条件に民間に対して売却をしたという物件です。
二棟で提供する床面積は約38万㎡といいますから、大きなショッピングセンター十棟分の床面積。供給する住宅戸数は2794戸の予定で、数千人がこの二棟のビルで生活をするという計算です。
建設中の会社の特別の計らいで、56階の部屋を見せてもらうことができました。南西の角の部屋では、左にお台場から右へ向かってレインボーブリッジを見下ろし、品川、東京タワー、銀座、秋葉原、上野と、東京を180の範囲で見下ろすことができる、素晴らしい眺望です。
六本木ヒルズの高層階から東京を見下ろすセレブを「ヒルズ族」と呼ぶようですが、「タワーズ族」という言葉も生まれるかも知れません。最上階付近は分譲になっていて、4LDKで約150㎡の物件のお値段は分譲価格で1億円を超えるとのことですよ。一体どんな人が住むんでしょうねえ。はー。
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この勝ちどき界隈には、少し北へ行くと「もんじゃ焼き」でおなじみの月島地区があります。この月島地区は、戦災復興でできた地域で、細いながらも整然とした道ができあがっていて、整然とした密集というイメージがぴったりの地区です。写真の、低層になった一角が月島のもんじゃ焼き通り。
すぐ近くには超高層ビルが建ち並び、その足下ではそれを見上げる密集地区があるというコントラストは、特に外国人には大人気なのだとか。一軒一軒のお店の面白さや路地の植木鉢などは、もっとも日本らしい風景の一つなのかも知れません。
最後に視察をした地区は、バブル期に歯抜け的に地上げが行われた傷跡のような地区でした。ここではバブリーな条件提示を受けて、長屋であるにも関わらず一軒一軒と権利を手放して歯抜けになり、どうしようもなくなりかけた土地でした。
お陰で隣の家がなくなって共通だった壁には隣の家と同じ形にトタンが貼られていたりします。狭い土地でも使おうとすれば、わずか150㎡の土地に10階建てのマンションが建てられたりして、そうなったところではもうしばらくはやり直しもきかないことでしょう。
こうした地主の人達に対して、区とも連携しながら区画整理と再開発を持ちかけて、良好な土地利用を行うというのもこれからの重要な仕事になることでしょう。
民間では一区画の土地でしか開発をしませんが、土地を一区画にする手段が札びらではやはり無理があるのです。
高層ビルと低層住宅街、このコントラストが東京らしい風景の一つであることは間違いなさそうです。