北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

「温」という文字のぬくもり

2007-09-04 23:02:25 | Weblog
 ある本で見つけた面白い漢字の話をひとつ。

 人間を檻に入れると、これは囚人の「囚」という漢字。

 しかしこの囚人に対して死刑にしてしまわずに、さらに食事をもって水も飲ませてやります。食事は「皿」で、水の「シ(さんずい)」をつけると、これは「温(あたたかい)」という文字になります。

 そしてこの暖かい気持ちで、「なぜ犯罪を犯したのか」ということを訊ねてやる。だから「温」という漢字で「たずねる」と読む。

 温故知新とは「故(ふる)きをたずねて、新しきを知る」

 「温」という人文字に、人間社会の暖かさが凝縮されているような気がします。
コメント
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