赤いベレーに宿泊して、いよいよ朝から阿寒千年祭での蕎麦打ち開始。
どんな風にやるのかは全く聞いていないままに誘われたのですが、現場は屋外にビニールで覆っただけの、この極寒にほぼ外で打つという厳しい条件。
今日は、地元建設業大手の小野寺組さんの子会社である北土開発さんが鶴居で作っているそば粉「鶴っ子」を使用。
打ってみると蕎麦らしい味わいの深い蕎麦になりましたが、最初に打った粉は一晩外に置かれていたので、雪に手を入れているような冷たさでした。
おまけに随分と締まる粉で、ちょっとやそっとの水を入れてもなかなか柔らかくなってくれません。
なかなか薄くならないところをなんとか伸して切るわけで、結構体力を使いました。
蕎麦もずいぶん太い蕎麦になってしまいましたが、温かい蕎麦ならこれくらい太い方が蕎麦の味が出て良かったです。
「蕎麦を打つとは聞いているが食べたことのある人がいない幻の蕎麦」と言われてきましたが、いかがだったでしょうか。
食べてくれたお客様たちも、一応「美味しい」と言ってくださる方が多かったようで、粉と汁が良かったのですね。
なかには、「昨日のブログを拝見して、ここで打つんだと思ってきました」という品の良いご夫婦もいたりして、何でも情報発信はしておくべきだと思いました。
お手伝いをしてくださった女性陣の皆さんや地元阿寒の蕎麦打ち仲間の皆さん、お世話になりました。
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蕎麦打ちが一区切りついたところで、千年祭のイベントを少し巡ってみました。
丁度市長も来たので、噂の雪道走行が体験できるコーナーに行ってみました。
こちらは全長200mを一周する雪道コースでスラローム、バウンド、わだち、そして氷のアイスバーンが体験できるようになっています。
情報を聞きつけて、釧路警察署でパトカーに乗っている皆さんが頻繁に練習に来ているそうで、「道警公認になりました」と担当者は笑っていました。
これらのコースはすべて地元建設業協会の全面協力で作られたもので、ご協力に心から感謝申し上げます。
なにしろ、利用者の中にはコースの雪壁にぶつかってコースが壊れるようなこともあるそうですが、そんなときは夜になってからコースの手直しまでしてくれているとか。頭が下がります。
私も試乗してみましたが、最後のアイスバーンは車の体勢を保つのに必死でした。
雪道に慣れていない遠くからの観光客などにはぴったりですね。
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さて、昨日も紹介した新しいご当地ドリンクの「マリモヒート」。考案した方に会ってインタビューができました。
今ちょっとした人気になっているモヒートを使って、マリモと阿寒湖をイメージしていますが、マリモに見える寒天はマリモ羊羹を作っている会社に委託して作ってもらっているのだとか。
水草をイメージしたミントも洒落ています。
地域のイメージをふんだんに盛り込んでいて、ちょっとしたヒットの予感がします。
流行の先駆けでまいりましょう。
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さて、やっぱりこういうイベントというのは裏方さんたちと一緒になって参加して楽しむのが良いですね。
挨拶だけでは味わえない参加の面白み。また蕎麦打ちがあるようだったら声をかけてください。
ただし、さすがに水がないと蕎麦打ちはできないので、できれば給排水設備があるところでやりたいものです。よろしくお願いします。
快晴の阿寒千年祭。関係者の皆さん、お疲れ様でした。