北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

道東は普段がリゾート~初めての爆釣体験

2013-03-16 23:45:27 | Weblog

 そろそろ川筋の氷も融けはじめたというので、釣り仲間とともに、釧路周辺の川へ出かけました。

 今回は、行く川に詳しい地元の釣り師のNさんがいて、「分かった、先に行って様子を見ておくよ」という、なんとも心強いロコガイド(=現地ガイド)付きの釣りです。

 朝九時半に現地に到着、早速Nさんと落ち合うと、既にポイントを探し当てて、脚立を使った椅子に座ってどっかりと釣りの真っ最中。


 【まあ椅子に座って休みながら釣りましょう】

「今日はここだよ(笑)」ともう完全にポイントを押さえてあります。

 どれどれ、と様子を見ていると、まさに『一投一匹』状態。

 Nさんがフライを投げ入れると、10秒もしないうちにバシャバシャと魚が暴れはじめて釣れたことが分かります。まさに秒殺です!


   ◆   ◆   ◆


「では我々も」と少し周辺のポイントを歩き回ってみましたが、どうも魚がいる気配がありません。

 そのうちNさんが、「僕はもういいからここで順番に釣ろうよ」とポイントを譲ってくれて、そこで我々もキャスト開始。

 ところが思うようにはなかなか釣れません。

(ええ?何が悪いんだろう?)と思うものの、どうにも原因が分かりません。

 そのうち後ろから私の様子を見ていたNさんが、「まずはフライだね。これを使って見てよ」と緑色のフライを一つくれました。

「後はタナだな」

 タナというのは、魚が泳いでいる遊泳層のことですが、要は浮きと針のついている長さのこと。

 釣れる条件の一つは、「魚のいるところに針を入れること」

 浮きのどれくらい下に魚がいるかを知ることで、釣りの成果が全く変わるのは当然です。 

 もらったフライを取り付けて、言われたタナに調整すると…、おお!まず一匹ゲットです。これは幸先が良い!


   ◆   ◆   ◆


 
 ところが川底に引っかけてフライを喪失。

 それからいろいろなフライを試してみながら、次に適したフライを探し当ててさらに挑戦を継続してみましたが、Nさんの順番には10秒で釣り上げる魚が、私の番では釣れません。うーん、なんでだろう…。

 なんども失敗する姿を見て、Nさんの次のアドバイスは、「錘(おもり)だね。投げ入れるポイントは合っているんだけど、魚のいるところに沈みきる前に流れて行ってしまっているのでしょう。早く沈むように錘をつけてみましょう」というもの。

 そういって、フライの近くに錘を一個つけてみると…、ガッ!と一発で魚が食いついてきました。

「すごい!」

 そうしてそこからは、ほぼ投げ入れれば釣れるという初めての爆釣状態。

 一緒に行った師匠のHさんも50匹以上釣ったとか。

 同じく一緒のIさんも、釣れたところで大きさを計ることもなく、釣り針を外してやると「はいはい、ご苦労さん」といって川の中に蹴り返すことの連続。

 私も釣れても大きさを計ることもなく、写真もほとんど撮らずにフライを投げ続け、下手なりに10匹以上の釣果を上げることができました。


 【ほれほれ、早く帰りな】 

 
    ◆   ◆  


 帰りの車の中では、「いや、良い釣りでしたね!」で話が一致。

 何と言っても、ロコガイドのNさんのおかげです。

 H師匠からは、「小松さんも、釣りの形ができていましたよ。釣れた時は、『ここで来る…、ホラ来た』という釣る感覚ができていましたもん」とのありがたい言葉。

 始めてから二年ですが、なんとか形になったようですね。

 
 今書いている本の中にも、「道東は釣りの聖地」という記事が一本ありますが、まさにそれを地で行くような今日の釣り。

 いやあ、楽しかった。遊んでくれた魚たちにも感謝しなくては。

 道東は何気ない一日がリゾートなのです。


 【とはいえ、記念に一枚くらい。立派なアメマスです】

コメント
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