北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

猛吹雪遭難事故から学ぶこと

2013-03-06 23:45:44 | Weblog

 いよいよ今日から会派の代表質問。

 釧路市議会の場合、5人以上の会派には90分、4人以下の会派には70分の質問時間が与えられます。

 今日は自民クラブの菅野猛議員と、市民連合の坂巻勝美議員から市政に関する多岐にわたる質問が繰り広げられました。

 質問の冒頭で、先の暴風雪で亡くなられた方たちへの哀悼の意が表され、一夜明けた穏やかな天気との対比に、残念な気持ちがよみがえってきました。


   ◆   ◆   ◆


 さて、改めて猛吹雪による遭難(!)が日常生活圏で起きるという、北海道の冬の気象の厳しさがクローズアップされました。

 しかしこの遭難事故から何を得るかというと、事前の気象予報でも『大変な暴風雪』ということは繰り返し伝えられていたわけで、やはり勢力の強い暴風雪のときは、災害だと思って建物に避難して外に出ないという判断をすべきということなのではないか、というのが私の周りでの意見でした。

 ついつい北海道に暮らしていると、冬の猛吹雪にも慣れてしまって「何とかなる」という経験が先立ちますが、積雪だけではなく強風による吹き溜まりこそが恐ろしいということ。

 また、悪天候が広範囲に及んだときは公助で助けに来られる範囲は限られていること。ちょうど大規模な火災が発生した場合には消防車の台数は限られているのと同じことです。

 こんなときは外に出るべきではないという判断力や、児童館だったら預かった子供も親元へ返さずに、一晩預かるという危機管理があっても良かったのかもしれません。

 改めて猛吹雪は日常の出来事ではなく、災害の一種なのだ、という自覚が必要なようです。


 悲しい事故であっても、そこから何かを学ばなくては犠牲になった方に申し訳ありませんね。

コメント
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