北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

明日からは幌加内町新そば祭りが始まります

2016-09-02 23:23:13 | Weblog

 道東・道央方面での台風の傷跡はすさまじく、道路、橋梁、河川、鉄道、そして農地などの被害の全貌がようやく明らかになりつつあります。

 北海道の被害は非常に甚大で、"出来秋(できあき)"と呼ばれるコメだけではない多くの作物の収穫期にこの災害なので、作物量の減少に加えて、鉄道・道路がダメージを受けていることで収穫できたものを運ぶこともままならない状態が予想されます。

 JRには客が少ない、と言われても、この時期の貨物列車への需要と期待は大きなものがあるので、復旧に時間がかかるとなると影響は大きなものになりそうです。北海道経済への影響も心配なところです。


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 さて、そうした被害を目の当たりにして、つい気持ちが沈みがちになりますが、こういうときこそ、しっかりと日常を保つ努力も必要です。やりすぎた自粛は却って経済を縮み上がらせることになりますから、できるものであれば各種の催しやイベントは予定通り開催をして、我々も積極的に参加してあげたいものです。

 そんなこの時期恒例のイベントの一つが道北の幌加内町で開催されている「幌加内町新そば祭り」。今年は明日と明後日、9月3~4日にかけて開催されますので、蕎麦好きならば是非ともご来場して頂きたいところです。

 新そば祭りでは、「全国ご当地そば自慢広場」として、今年は15のブースが出て、それぞれのそば打ち愛好会の自慢の蕎麦が売られます。

 私は北海道の中でも老舗の蕎麦打ち愛好会である「北海道そば研究会」のブースで蕎麦をふるまうお手伝いをすることになっています。当日は各ブースとも相当な長蛇の列になるのですが、もしお近くへお越しの際は我々のブースを覗いて、私を見つけたらどうぞ声を掛けてください。

 最近は各ブースも趣向を凝らして、来場者へのアピールにも余念がありません。人気なのは地元幌加内高校のブースで、若い高校生たちが一生懸命に打った蕎麦となるとつい応援したくなりますね。

 もちろん我々北海道そば研究会も老舗の会として負けてはいられません。いつも思うのは、うちの会の汁が絶品ということ。賄い食で蕎麦を食べることも多いのですが、何度食べてもその旨さに感動しています。ぜひご賞味ください。


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 さて、イベントの準備は明日の早朝から始まりますので、私は今日の夜から前乗りをして宿泊をして明日、明後日に備えます。

 このイベントで年に一度だけ顔を合わせるという蕎麦打ち友人も多く、現地では「おー、お久しぶり、今年もよろしくお願いします」というやり取りが交わされて、旧交を温めあうことになります。

 蕎麦の世界の友達も多いとはいえ、だからこそこういうところでしっかりとお互いに力を合わせて同じ時間を共有するという努力が欠かせません。

 蕎麦を茹でて器に盛り付け、さらに天ぷらなどの種物を用意して組み合わせるというのは肉体労働そのもので、これを一緒にやると戦友のような気持ちになるものですよ。

 明日からの二日間、幌加内方面は天気もよさそうです。目標は一日千食という大変な量ですから頑張ります。

 道北のドライブがてら、北海道で一番最初の新そば祭り、幌加内町新そば祭りへどうぞ。

 

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