北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

シーニックバイウェイの周辺~旭川の風景

2006-05-21 23:08:16 | Weblog
 昨日までのシーニックバイウェイフォーラムを終えて、今日は大雪富良野ルートで旭川の周辺視察です。
 さわやかな好天の一日で、格好の行楽日和でした。
 
【西神楽~旭山動物園】
 朝一番で知人のAさんに、西神楽地区周辺をご案内していただきました。

 ここではNPOが美瑛側の河川敷を借り上げて36ホールのパークゴルフ場を作り管理しています。

 グリーン上には健康そうなお年寄りがわんさかいて、皆楽しそうにパークゴルフに興じています。現在利用者からは一日500円をいただくことにして、利用の案内も芝生の手入れなどもNPOが行っているのだそうです。

 管理しきれない土地を地域が有効に活用して利用者に満足を与えるというのは素晴らしい関係です。

    ※    ※    ※    ※

 西神楽の丘の上をずっと案内していただきました。このあたりには道南の駒ヶ岳が噴火した際に移住してきた人達がそのまま農業を営んでいる地区があるのです。

 しかし次第にその人達も後継者がいないまま高齢化し、耕作が放棄されてしまう畑や田んぼが目立つようになりました。

 80歳くらいの一人暮らしのお婆さんがいて、「ちょっと娘のところで世話になって、暖かくなったらまた帰ってきます」と言って札幌へ出て行ったのだそうですが、なにか気持ちが切れてしまったのか「もう帰れません」という連絡があったのだとか。

 丘の上からは一軒一軒が離れている農家が見えます。こういうところでは、車の運転ができなくなると地域か社会が支えなければ生活できない人達が多いことでしょう。

 若い時は自分が支えて、自分が歳を取ったら若い者が支えてくれる。そんな社会が実現しないものでしょうか。丘越しに遠く大雪山連峰から十勝岳連峰へとつづく山並みは実に見事なのですが。

    ※    ※    ※    ※

 続いては旭山動物園です。こちらでは動物園を案内して回るNPOの「動物園クラブ」の皆さんに案内をしていただきました。

 このNPOでは、旭山動物園が有名になる前から動物園を地域で盛り上げたいという熱意を持って活動を続けてきたのだそうです。

 今では園内におみやげ屋さんの店を出してそこでの収益で自分たちの活動費をまかなうなど、人に頼らずに活動が続けられるようになったのそうです。今回の案内も無料でやってくださったのですが、こうしたガイド付きでツアーができると同じものを見ていても、まったく伝わり方が違うことに気付きます。

 NPOには共感する内地の人もいれば、病気のリハビリも兼ねるなどいろいろな思いの方がいるとか。

 前回は見られなかった猛獣館を見たり、オランウータン館では三頭の親子のオランウータンが空中のロープ渡りを見せてくれて、集まった多くの人達は大喜びでした。

 まだまだこの人気が続いて欲しいものですね。

 ガイドの皆さんもありがとうございました。
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