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今日一日は富良野市でシーニックバイウェイのフォーラムです。各地の活動が聞けて交流の幅を更に広げましょう。
【シーニック・調査研究発表会】
今日の午前の部のメニューは、(社)北海道開発技術センターの公益事業として、全道各地で行われた支援事業の成果発表会でした。
昨年度のこの公益事業で行われた調査事業は全部で16本にも及んでいますので、これを半日で発表するためには会場を「景観・地域づくり」部門と「観光空間づくり」部門の二つに分けて実施されました。
私はといえば、観光空間づくりのほうに陣取ってそれぞれの皆さんの発表を聞かせてもらいました。
観光空間づくりでは、地元紹介バスを走らせてみたり、それにエリア観光ガイドを乗せてお客さんの反応を見たり、スローフード創作料理の試みなど、アイディアに満ちた発表がなされました。
しかし実験的な試みということもあって、採算面でビジネスになりきるような結果はほとんどありません。まだまだ、「自分たちに何が出来るか」という、経済学でいう「供給側」の立場に立ってしまっているからでしょう。
売れる、ビジネスになるということは、買い手の側、つまり「需要側」が望むものを我慢できる価格で提供できるかどうか、ということにかかってきます。そのためには冷徹なマーケット調査を行うことも必要になるでしょう。
買い手側に納得してもらうビジネスは結構大変なものですね。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
【講演会~コミュニティビジネスの可能性】
午後はまさにそのような問題意識に触れる講演会が行われました。講演は二本でしたが、最初の講師は富士通総研の臼井純子さんでテーマは「コミュニティビジネスの可能性」ということでした。
臼井さんといえば、総務省や国土交通省のアドバイザーも数多く務められるこの世界では知られた方です。こういう方が講演の前後は私などとも親しげに話をしているのですから、シーニックバイウェイはすごくなりました。
さて、この臼井さんのお話のそのエッセンスは、多様な地域の中の細かな問題の中にこそ、実は地域で補い合えるようなコミュニティビジネスの可能性がある、というものです。
ただしそこでは、私はこれが出来るという供給側の立場に立つのではなく、受ける側が何を求めているのかという需要側の立場に立つことが大事だ、というものです。
「経営の視点」として臼井さんは以下の五点を指摘します。
①市場を知ろう
②競争相手を知ろう
③経営資源(人、金、モノ、情報)の棚卸し
④利益を生む仕組みを考える
⑤数字に明るくなろう
『ビジネスは供給者でなく受けて(=お客様)から始まる』ということです。そしてそこにはいくつかのポイントがあります。
コミュニティビジネスに進めるための5つのポイントとして臼井さんは、
①市民生活の視点から見た柔軟な発想
②地域の課題解決に向けた使命感
③地域と密着したニッチな事業に着目
④ボランティアとは異なる積極的な事業展開
⑤地域資源、人的ネットワーク等の活用
を挙げます。
「目標は売り上げ1千万円!」 それくらいが達成されなければビジネスにはならないのです。
ボランティアではなく、志(=道徳)とお金(=経済)が両輪で回る、買い手に受け入れられる正しい関係を目指しましょう。
日本人の心の中には道徳を経済より上に見る儒教の思想が強く根付いていますが、お金儲けを申し訳なく思う必要はないのです。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hand_goo.gif)
【シーニック・調査研究発表会】
今日の午前の部のメニューは、(社)北海道開発技術センターの公益事業として、全道各地で行われた支援事業の成果発表会でした。
昨年度のこの公益事業で行われた調査事業は全部で16本にも及んでいますので、これを半日で発表するためには会場を「景観・地域づくり」部門と「観光空間づくり」部門の二つに分けて実施されました。
私はといえば、観光空間づくりのほうに陣取ってそれぞれの皆さんの発表を聞かせてもらいました。
観光空間づくりでは、地元紹介バスを走らせてみたり、それにエリア観光ガイドを乗せてお客さんの反応を見たり、スローフード創作料理の試みなど、アイディアに満ちた発表がなされました。
しかし実験的な試みということもあって、採算面でビジネスになりきるような結果はほとんどありません。まだまだ、「自分たちに何が出来るか」という、経済学でいう「供給側」の立場に立ってしまっているからでしょう。
売れる、ビジネスになるということは、買い手の側、つまり「需要側」が望むものを我慢できる価格で提供できるかどうか、ということにかかってきます。そのためには冷徹なマーケット調査を行うことも必要になるでしょう。
買い手側に納得してもらうビジネスは結構大変なものですね。
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【講演会~コミュニティビジネスの可能性】
午後はまさにそのような問題意識に触れる講演会が行われました。講演は二本でしたが、最初の講師は富士通総研の臼井純子さんでテーマは「コミュニティビジネスの可能性」ということでした。
臼井さんといえば、総務省や国土交通省のアドバイザーも数多く務められるこの世界では知られた方です。こういう方が講演の前後は私などとも親しげに話をしているのですから、シーニックバイウェイはすごくなりました。
さて、この臼井さんのお話のそのエッセンスは、多様な地域の中の細かな問題の中にこそ、実は地域で補い合えるようなコミュニティビジネスの可能性がある、というものです。
ただしそこでは、私はこれが出来るという供給側の立場に立つのではなく、受ける側が何を求めているのかという需要側の立場に立つことが大事だ、というものです。
「経営の視点」として臼井さんは以下の五点を指摘します。
①市場を知ろう
②競争相手を知ろう
③経営資源(人、金、モノ、情報)の棚卸し
④利益を生む仕組みを考える
⑤数字に明るくなろう
『ビジネスは供給者でなく受けて(=お客様)から始まる』ということです。そしてそこにはいくつかのポイントがあります。
コミュニティビジネスに進めるための5つのポイントとして臼井さんは、
①市民生活の視点から見た柔軟な発想
②地域の課題解決に向けた使命感
③地域と密着したニッチな事業に着目
④ボランティアとは異なる積極的な事業展開
⑤地域資源、人的ネットワーク等の活用
を挙げます。
「目標は売り上げ1千万円!」 それくらいが達成されなければビジネスにはならないのです。
ボランティアではなく、志(=道徳)とお金(=経済)が両輪で回る、買い手に受け入れられる正しい関係を目指しましょう。
日本人の心の中には道徳を経済より上に見る儒教の思想が強く根付いていますが、お金儲けを申し訳なく思う必要はないのです。
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今後ともよろしくお願いいたします。
日記を続けられている事こそ立派です。こちらこそ、これからもよろしくお願いします。