我が家どれくらい雪かきのための道具があるのか数えてみたところ、9種類の道具がありました。
壁に並べてみるとこんな感じ。
一番右側にあるのが"プッシャー"とか"ラッセル"などと呼ばれる、軽い雪を押して集める道具。
プッシュするからプッシャーで、雪をかき分けるラッセル車からラッセルなのでしょうが、ラッセルって本当は人の名前なんですけどね。
右から二番目が古いプラスチック雪はね。北海道方言では"じょんば"と言います。
私が子供の頃は平らな面を竹で編んだものに断面が四角くて長い柄が付いていたものを"じょんば"と呼んでいました。
右から2番目の赤いじょんばは、長年使って先端が傷んできたので、右から3番目のオレンジのじょんばを買い足しました。
こちらは先の平らな面が傷んだらそこだけ交換することができるすぐれものです。
じょんばは雪を押す、集める、跳ね上げる、切り出すなど、とにかく雪かきの多くの場面で最も使われる一番ポピュラーな雪かき道具です。
本州で稀に雪が降った時など、住民の皆さんがちり取りを使って雪を集めている映像を見ていると、このじょんば一つだけでも持っていればよいのに、と思いますが、本州では売っていないんでしょうかね。
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右から4番目はポリスコップ。平ら面が狭くて二階のベランダの溝にちょうど良いので買いましたが、雪を載せる面が肉厚で使い勝手はあまりよくありません。
右から5番目と6番目はアルミのスコップ。
アルミのスコップは軽くて雪への刺さりが良いので、プラスチックでは歯が立たない春先の固い雪の時に重宝します。
先に6番目のスコップを買ったのですが、それでも歯が立たない氷を相手にするために特に先端を強化した5番目を手に入れました。
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左から3番目はスノーダンプ。昔は"ママさんダンプ"という商品名で、世の女性からの批判を浴びたもので、今では一般名称としてスノーダンプと言われているようです。
プラスチック製ですが、プッシャーでは簡単に押せないような大雪の際はこれで押し集めたり、集めた雪を近くの公園まで運ぶのに重宝します。
特に我が家では、集めた雪を手で押したり叩いたりして固まるようにしながら壁際に一定の高さに積み重ねておきます。
そうして、後から立方体に切り出して効率的に家の近くの公園まで運び出すのですが、なにしろ雪を大量に運ぶのには最も適した道具です。
左から2番目は、同じくスノーダンプなのですが、こちらは全体が鉄でできていて、さらに足でけり出すところに横バーが強化されています。
こちらは春先の暖気で締まったり凍ってしまったような雪の塊に対して、足を使って強く押し切りだせるように作られているすぐれモノで、新潟の浅野木工所さんから預けられてモニター使用しているところです。
そして一番左の長い道具は、本当は屋根の雪庇を切り取って落とす道具なのですが、私は四角く整形して積んである雪の塊を切り出すのこぎりとして使っています。
こちらも浅野木工所さんから預かってモニター使用している道具で、スコップではきれいに切り離せない雪の塊をシャープに切り出すのにとても重宝しています。
以上、数えると9種類の雪かき道具をご紹介しました。
私は持っていませんが、さらに氷を割るためのツルハシや突き崩すための"ハンドボー"と呼ばれる道具など、まだまだ欲しくなる道具がありますよ。
「必要は発明の母」と言いますが、日常の苦労を少しでも楽にしようとしてきた先人たちと各メーカーさんの名もなき工業デザイナーの皆さんの努力に敬意を表したいですね。
さて、まだまだ続くこれからの冬を少しでも楽に乗り越えていきましょう。
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