北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

自転車のまち巡り~江東区かいわい

2007-07-28 23:21:25 | 東京ウォーク
 暑い!しかし雨が降りさえしなければ、まち巡りはできます。紫外線対策が欠かせません。

 今日は東側の墨田区、江東区方面をぐるぐる走りました。まずは本所横網町公園のすぐ隣にある旧安田庭園。
 ここは、元禄の頃に下野足利二万石の領主だった本庄因幡守宗資(いなばのかみむねすけ)が幕府から拝領して下屋敷を構え、宗資の時代に築造されたものとのこと。

 その後、明治24年に明治時代の実業家安田善次郎の所有となり、善次郎の没後はその遺志により大正11年に東京市に寄付されたのでした。その翌年の大正12年には関東大震災があって、ほとんどその姿をとどめないほどになったのですが、昭和2年には復元されて市民の庭園として開放されたのです。
 ここの特徴は池の水が隅田川から導かれていたことで、江戸時代の名園の一つです。写真の背景に移っているのは安田善次郎が寄付した昔の公会堂です。昔のお金持ちはすごいですね。

  

    ※    ※    ※    ※

 旧安田庭園のすぐ南側にあるのが両国国技館と江戸東京博物館。江戸東京博物館では「生誕150年周年記念 後藤新平展」が開催されていました。

 以前に本で読んだ彼の生涯が、様々な資料や模型などでわかりやすく説明されています。昨日見たばかりの同潤会の集合住宅の模型も展示されていました。
 気になる話題というのはつながってくるものですね。不思議だなあ。

  

    ※    ※    ※    ※

 その後は東へと自転車を走らせて亀戸天神へ。社も立派ですが、ここは藤が有名なのですね。有名な神社をまた一つ巡ることができました。

  

 亀戸といえば、都市プロデューサーの北山孝雄さんの手による、亀戸サンストリートがありました。ここは工場の跡地を人工的な町並みに変えたものです。曲線を使った商店街と、お店に囲まれた広場空間が賑わいを演出します。
 そういえばまちなかに賑わいを醸し出す広場はこういうことなのだというイメージがよく分かります。

  

    ※    ※    ※    ※

 ところでここ江東区には清澄庭園もあります。ここは三菱財閥の創始者である岩崎彌太郎(いわさきやたろう)の所有となり後に東京市に寄付されたもの。ここもまた明治の名園です。

  

 今日の江東区周辺はなんだか騒がしいと思ったら夜に隅田川の花火大会があるのでした。まちなかに浴衣姿の若い人たちの姿が多かったのはそのせいでしたか。

 今日は名園巡りになりました。
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