北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

畏れ多くもサカイ画伯の絵に注文を付ける、の巻

2018-11-25 23:43:48 | Weblog

 昨日の還暦同期会は、心に残る会でした。

 そりゃそうです。人生に二度とこない残り少ない還暦の今年に、青春を共にした友達と会うんですものね。

 こういう縁を大事に、心の支えにしていきたいものです。


    ◆


 さて、昨日の同期会を開催するきっかけになった、サカイトシノリ君の個展ですが、昨日は友達に会って話をするのに忙しくて、じっくり見て回れませんでした。

 妻も「見てみたい」と言っていたので、今日は夕方に妻を連れて、再度個展会場の道新ギャラリーを訪れました。

 サカイ君もいてくれて、まずは昨日の話で盛り上がりましたが、遅くまで盛り上がった人たちは深夜2時近くまで飲み明かしていたらしい。

 まだまだ体力が有り余っている人たちっているんだなあ(笑)。


 家に飾る作品も欲しいと思って、壁の額を見て回ったけれど、(あ、いいなあ)と思う作品はどれも、値段のところに赤くて丸いシールが貼ってあって、売却済み。

 作品がたくさん並んでいると、見比べることができるので、比較して【より】心を打つ作品がでてきます。

 そしてそれが売却済みだと、残っている作品に何となく物足りなさを感じてしまう、というのが困ったところ。

 ちょうどよいサイズの、青を基調とした横長の作品があったのですが、同じ大きさで(こっちの方がいいな)と思う作品はほとんどが売却済み。


   【赤いシールが貼ってあるのは売却済み】

 そもそも売れずに残っている作品の方が少ないくらい(笑)

 困ったあげく、サカイ君に相談することにしました。

「サカイ君さあ、この作品だけど、あの売れちゃった作品には少し明るいポイントがあって、素敵なんだけど、比べちゃうとこちらは青が強く感じるんだよね」

 するとサカイ君は、「俺も今になるとわかる(笑)。こっちの作品には少しだけオレンジイエローが入ると売れると思うもの」

「そう思う?もったいないなあ…」

 するとサカイ君は「ちょっと待ってて」と裏の控室へ行くと、黄色系のテープとハサミを手にして戻ってきました。

「どうするの?」
「まあ見てて」

 そういうと彼は黄色いテープで尖った三角の造形を切り出して、絵の真ん中に軽く貼って、「ちょっと見てみて。こんな感じじゃない?」と言う。

 妻とそれを眺めながら、「あー、そうだわ。そんな感じに明るい黄色系が入るといい感じになる!」というと、「じゃあお買い上げいただいたら、直して送るよ」とにやっと笑って平気な感じ。

「いいのか、そんなの!?」
「いいんだよ、僕の作品だもの(笑)」

 …というわけで、飾ってある作品に注文を付けたうえに、特別に手直しを加えてくれたうえで購入させてもらうことにしました。


   【こちらの作品を購入です】

 

 こういうのも珍しいけれど、面白い経験でした。


 妻も、「こういう作品って、直観的に『あ、素敵だな』と思った作品でも、じっくり見ているうちに、隣の方がよく見えてきたり、それがまた元に戻ったりして不思議な感じ」と面白がっていました。


 さてと、絵の到着が楽しみです。

 

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