著者は日本初の足病医で、足の総合病院・下北沢病院院長。
欧米では広く普及している足病医学だそうですが、日本は30年遅れ……
だそうです。
確かに、私の周りにも外反母趾や膝痛など、足のトラブルを抱えた人が
たくさん居ます。彼女たちは、現在は普通の日常生活を送り、
バレエなどしていますが、80~90代になったとき、どうなっちゃうのか?
また、巷でよく見かける「内股の若い女の子たち」。
少女漫画の影響なのか、誤った価値観なのか、
見ているだけで胸が苦しくなるような焦燥感を覚えるので、
何とか、欧米並みの足ケア常識が広まって欲しいと思います。
で、菊池医師のお薦めは、「1日わずか5分! 三つの体操」だそうです。
P.68 ①壁ドン (ふくらはぎのばし)
両手で壁を押し、片足を引いて、
ふくらはぎ(アキレス腱?)を伸ばすだけ。(3セット2分)
②足首サッサ (土踏まずの形が改善する)
足の裏を完全に床につけた状態にして、つま先を少し外側に向ける
親指側を浮かせ、踵と小指を床につけたまま、内側へこすり込む。
ふくらはぎの内側の筋肉をしっかり使う感覚。
(左右の足とも10秒ずつ10回。3セット1分)
③足裏そらし (足裏の筋力がアップ)
浅めに椅子に座り、足の指をしっかり床におろす。
すべての足指を大きく反らせ、アーチを強く引き上げる。
上記状態から親指だけを下ろし、アーチを引き上げたままキープ。
アーチの力を抜かないまま、残りの4本の指を下ろす。
最後に、床をつかむようにアーチに力を入れ、足でグーをつくり、
ギュッとつま先を持ち上げる。(左右各5回 → 3セット2分)
各ページに写真解説が出ていますので、やりたい方は本をみてください。
菊池体操の足ケアにかなり似ていますが、②は目新しいですね。
とにかく、あの手この手で足にアプローチして、意識を高めましょう。