K RAUM  お料理を主に日々のことを書いています。

向島から浅草へ その2

2008年7月21日(月)昼、曇  蒸し暑い

梅干の天日干しをスタートしようと思いましたが、照らないのでやめにしました。
天日干しの日は在宅したいので、この週末まで延期します。



さて、向島から浅草の続きです。

圓通寺の通りを西に進むと右手に三囲神社があります。
東京下町散歩の地図に黄緑色で歩いた順路を書き込みました。




三囲神社は隅田川七福神めぐりで有名な神社です。

恵比寿神と大国神を祀っています。



三囲神社は宝井其角の句碑があります。

『宝井其角全集』五元集から引用
牛島三遶の神社にて
雨乞いするものにかわりて
夕立や田を見めくりの神ならは
翌日雨ふる

『五元集の研究』今泉準一著(桜楓社)から引用
隅田川東岸現在も同じ地名が残っている旧本所区北一帯を牛島とよび、ここに三遶(三囲ともかく)稲荷神社がある。ここで雨乞いするものに代わってこの句を詠んだという前書。およびその翌日雨が降ったという後書のある句であるが、句意は「夕立や」を馬琴の説のように夕立てやと読むか、あるいは普通の読みに従ってゆうだちやと読むかで、すこし意に相違が生じるかと思うが、いずれにせよ、三囲稲神社にむかって、稲荷の神は田をみめぐってこれを育て守る神なのであるから、もし本当にそのような神ならば、夕立せよ、夕立ちしてくれという意で、同時に社名三囲(みめぐり)にかけて神に向かって歌った句であろう。なお、すでに諸家によって指摘されているように、「ゆたか」の折句になっている。当時なおあった雨乞いの習俗に従って一句を詠んだ句であるが、この句を詠んだ翌日雨が降ったので大変評判になってしまった句である。・・・(以下略)引用終わる。



其角が雨乞いの者に代わって『夕立や田を見めくりの神ならは』と詠んだ翌日に雨が降ったというはなしは、現代人にとっては非科学的なことではありますが、当時の人々にとっては其角のカリスマ性を感じたことと思います。そのようなことが元になって、この神社に句を作る人が集まったのかしらと思うほどに、何本も句碑が建てられていました。
もう一つ其角の句碑を発見しました。

山吹も柳の糸のはらミかな

どのような意味でしょうか 今泉先生の『五元集の研究』を探してみます。あとで書きます
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