蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

土間とポーチのタイル

2005年07月16日 | モダン古民家建築記
7月15日
今日の下地と明日のタイル貼りで、玄関回りはひとまず完了します
途中で材質を変更したため、業者さんには慌てさせてしまいました
しかし今度もまたこだわりの強い職人さんです
今までお世話になった職人さんは、誰ひとりとして「まあいいか!」という態度の人はいませんでした

細かい石を混ぜた「荒出し」の土つくりだったが、タイルへの思い入れ忘れがたく棟梁には無理を言いました
しかしこうして出来上がってみると、古民家にタイルも決して相性は悪くない

第一日目  タイルを貼るための下地づくり
朗らかなご夫婦で仲良く作業をしています

写真左上:実は先月の土間下地のコンクリ塗りを手伝いました




第二日目 8時30分にはもう作業が始まっていました。主素材は「珪砂5号」 まずは土間から
凹凸のある櫛のようなこてを使いセメント生地を波型に塗り、その後タイルを載せてゆきます。
これはタイルを押し付けた時隙間ができない工夫です。土間の端から順番に敷いて、最後に真ん中を埋めます
タイル一枚一枚の柄と色が微妙に違います。彼はそのバランスをとりながら貼る場所を決めてゆきます

写真右:敷き詰めた後こんこんとたたきますが、音で隙間の有無がわかるそうです

さらにポーチへと作業は進む
蔵戸横の丸みの部分は一枚ずつタイルの角をカットして敷きます
ポーチには水が溜まらぬよう外側に勾配をつけてあります。実に顧客の側に立った配慮です
当たり前だと思いがちですが、世の中には雑な工事はいっぱいあるそうです
写真右:ポーチの角も直角に出来ました

写真左:ポーチの左右の角もカットしたタイルをはっています
写真中:目地用セメントをたっぷり塗ったあと、それをふき取ると
写真右:目地が綺麗にできました 完成です

立派な職人さんは塩尻の戸田さんでした。「もういいんじゃないの」と言いたくなるほどのこだわりさんです。
ご自分で貼ったタイルを、数年後割ってしまったお客さんちの貼り替えに行った折、丈夫すぎて剥がすのに
苦労したことがある、と苦笑する奥様とは素晴らしいコンビぶりでした。
コメント
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