蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

松本浮世絵博物館

2008年04月09日 | 安曇野とその周辺
松本市内といえども、郊外である。
松本ICからは近いが、便利な場所ではない。
しか~し、その収蔵量といいユニークさといい感じ入ってしまった。
松本の紙屋さんの豪商酒井家の個人(財団法人)博物館です。おそらく日本一の収蔵量ではないかと思います。

まず建物と調度品


設計は東京工業大学の故篠原一男氏。大きなガラス壁から遠く残雪の山が見える。(おまけに電線もたくさん見えるが)
元は大量の浮世絵の保管庫として出発しているので、展示室は広くない。植物性顔料の絵の保護のため入り口の高さが低い。
「最近とくに多くなった外国人入場者には申し訳ない」とは館長さんの弁


館内の椅子がどれも斬新かついかにも博物館!らしくないのがいい。



外観も館内もおよそ浮世絵博物館とは思えない

現在の企画展-----書画・五十三駅(初公開)
明治5年頃描かれたものが多く、書き手も色々、芳虎さん作が殊のほか楽しく当時の世相が見られる。

しかもキャプション(絵のそばにある解説書)は館長自らが作成されるそうです。
読み進むなかに、”天下り先を~~~”の文章があってあれ?と思っていたら”なるほど~”でした。
『浮世絵は、カメラやビデオがなかった時代、絵師が巧みに人物の表情・情報を取材するニュースリポーターだった』と館長さんは表現しています。

3ケ月ごとに、つまり年に4回の企画展を催すが、自前の収蔵品で企画できる。
7月から企画はなんだろう?

館内BGMはPOP調
案内ビデオは小気味よく10分にまとめられており、解説は館長自身でマイクを握る。よって質問OK!というあんばい。
自己紹介を「学芸員の酒井です」。もらったチラシなどまだゆっくり読んでいないからそうかと思うでしょ。
ところが実は館長であり、所蔵品持ち主の11代目当主の酒井信夫氏である。

おびただしいポスター
全国の美術館・博物館に企画展のポスターを送るそうです。よって全国から美術館・博物間のポスターが集まってくるというわけ。おそらくこれだけのポスターを収蔵している博物館は他にないでしょう。
打ちっぱなしのコンクリートには・・・・。これがまた一幅の絵のようにみえるから不思議

実は保管量も半端じゃないそうです。
特別公開「全国美術館・博物館ポスター展」の企画をお願いいたしました。
よく言われるのです・・・・  やっぱり!

外国での展覧会に多く貸し出しているようです。
一筆箋もずら~りと販売

北斎館のセンスの良さにはちょっとかなわない気はしたが、全部自前の浮世絵で作成できるのはやっぱり感服ものです。

8名のフランス人観光客来場を機に出ました。
大きな駐車場そばにポツン
  NTTは大変だわ
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春を迎える大掃除

2008年04月09日 | 暮らしの積み木

すぐ隣の林の夕暮れ時



我が家を建ててくれた棟梁と若棟梁、その弟子君の3人で大掃除が始まった

まずは屋根に積もった枯松葉落としから。
まずざっと掃き集める。若棟梁は若い弟子に手順を教える

ブロアー(送風機)で隙間に詰まっている細かい残り葉や片流れの狭い屋根の枯葉も落とす、吹き飛ばす

もう一度掃き清めて終了! 
大型ごみ袋サイズで8個分。はい美しくなりました


これだから樋はない家だ。枯葉が詰まってそれこそメンテが大変だ。
夕方遅く雨が降ってきたので、これですっかり綺麗になるはず

続いて
リビングの梁の上の埃を掃除機と拭き掃除、壁や木部で揺れるクモの糸の除去
掃除機を持ち上げ、続いて布で拭く というより磨く

梁の上の埃を取るくらいにしか思っていなかったので、こんな大掛かりなメンテとは・・・・。
薪ストーブ煙突付近のくもの巣を除去
食器棚の上まで。昨年末拭いたはずなんだけどぉ~

あっそこそこ、埃が気になってんたんよ。全く痒いところに手が届く ”あ・うん”
おやっ、外に脚立が・・・

  やっぱり! 嬉しか~

念入り2時間半の大掃除。私自身ももっと掃除に精出さねば・・・と反省しきり。
しかし棟梁は「絶対に登っちゃだめだで。1年おきに磨きに来るきに」
自分たちの建てた家に対する愛着も勿論あるだろうが、楽しく過ごす私たちやお客人の気持ちにこたえてくれる意気込みが嬉しい。
特に若い棟梁はこの小林棟梁に惚れ込み、30代半ばからの大工の道転進である。私の家が棟梁デビューだった。今も白馬から豊科の小林工務店へ通勤している、ど根性大工さんだ

何気なく問題なく暮らしていたが、事後に見上げると、太い梁がキリッと黒く光り、屋根はどうだ!と誇らしげ。頼もしい大工さんたちです。

「夢をかなえるゾウ」のガネーシャが言う。
靴磨き、掃除、コンビニでつり銭を募金する---------ほんのちょっとの心がけで人生が明るくなる

余談
自動販売機のおつりから募金できるシステムが開発され、設置され始めたらしい。
ちょボラだっていいんだ。正しく使われることを願うばかり
コメント
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