蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

赤松の伐採

2012年05月02日 | 暮らしの積み木
先月の大風は怖かった。松の枝が屋根に落ちた。幸い瓦破損は1枚で済んだけど。
積雪の影響も大きかった。
北の隣地の松に積もった湿った重い雪が、アンテナすれすれで上下運動していた日もあった。

一帯を管理する管理事務所に相談の上、自宅敷地内だけでなく隣地の危なそうな赤松の伐採を決断した。

この地域で実績がある業者さんが4人チームで、それはそれは素晴らしい仕事をしてくださった。
初めて伐採作業に密着見学が出来たのは、幸せな経験でした。
たかが伐採、されどされど伐採顛末記。

①まず事前の風景を撮影し、赤松にお水をかけ長年の歴史に献杯。
②大きなクレーンを、細い道路と小さい敷地に搬入し、固定位置を確保する。
初見と実地の微妙な誤差を丁寧に調整するのは会社の代表F氏。


③目印をつけた伐採赤松のそばに、クレーンの先端から引っ掛け具が吊り降りてくる。
若手スタッフAさんが幹に足をタッチさせながら吊り具とともにスルスルと上昇し、程よい位置にロープを留めるつける。
ロープと幹とAさんの見事な共演。またまた忍者のように吊り具とともにスルスルと静かに下降します。


Aさんの腰には、樹上で何ごとが発生しようとも対応できそうな七つ道具が、頑丈そうなカラビナに収まっている


④ここで完璧な装備のBさんがチェンソーとともに登場。


地上30㎝ほどの位置に切り込みを入れる。


⑤合図でクレーンが赤松を吊りあげ、ゆらゆら揺れながら葉の生い茂る木々の間を魔法のように登ってゆく




⑥空き地に降ろし、すかさずCさんが枝を払い4メートルづつ切断する。手の空いた人も加勢する


葉は再度吊りあげ、別の場所で保管。


幹はまとめて材木屋さんへ運搬しチップになるそうだ。11月~3月の間伐材なら建材になるらしい。
葉は空き地で土に返す方法と、専用処分場へ運搬する方法がある。隣地分は自然に、我が家分は場所に余裕がないので処分していただくことになった。

⑦こうして大量の間伐材が積みあがった


夕刻に小雨模様となり材木運搬は翌日午前中。
雨の中を旅立って行った。


実に美しい作業風景でした。忍者Aさんに拍手。感動もの・・・・
Mr.チェンソーBさんは、V字のカット跡をそれはそれは丁寧に平らにカットを加えます。
「まるで芸術作品のようですね」と声をかけると「私、この仕事大好きだから」
見事なチームワークには「このチームとは長年組んでいる」と楽しそうに話す。

材木に埋まったCさんとは距離が遠すぎて話が出来なかったが、年季のはいったお顔にバンダナが良く似合っていました。

技術に裏打ちされた職人さんの仕事場は、自宅建築の棟梁チームに続き爽やかな格好いい男社会でした。

一生に二度目の現場見学感動編は、感激さめやらぬなか終わり。






コメント (2)
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