あれこれ調べたり、電話番号をさがす、メール送受信などしっかり仕事をしてくれるタブレット。
介護保険は仕組みも運用も複雑です。
ひとり暮らしや身内が遠方などの場合、どのように折り合いをつけておられるのでしよう。
さらに、これだけ多くの高齢者を守り続ける施策は、いつまで可能でしょう。
破綻する日がくるのではないか?ありがたいが心苦しい。
母との話し合いを続けているが、年齢から判断するに
大阪での居宅介護は難しいだろう。
施設は多種用意されているが、本人の健康状態や境遇により選択するが、公共の施設は満員らしい。
では・・・と、地元の老人ホームだと通う私の体が持たない。すでに朗々じゃなかった、老老介護の入口である。
本人も、あちらこちら転々とするのは嫌だという。そりゃぁそうだろう。
じゃぁ安曇野へ行こう・・・と今のところ落ち着いている。が決定ではない。
何時豹変するか分からない。
なにせ数年前来宅の折、電柱の張り紙に「熊出没注意!」を見たのがいまだに刷り込まれているのである。
家から遠くがいい、でも松本でなく安曇野がいい。注文が多いのだ。
ここで問題なのは、仮に長野県で介護保険を利用しつつ民間のホームに入居する場合の
手順というか進め方である。
介護保険を利用するには、まずケアプランの作成が必要。
ケアプランとは、介護度に応じた利用できる介護内容と本人の必要範囲をすりあわせるのである。
この必要介護料金の本人負担が1割なのだ。
たとえば介護度で20万円分の給付だとすると、自己負担は2万円。しかし何にいくら必要か?は時間単位で計算されるので、素人には計算できない。
(因みのその適用額を超えた利用分は自己負担となる)
このプランと主治医の診断書を添え、しかるべきホームに提出する。
その施設へすぐ入れるわけではない。その施設との面談があり、改めてケアプランが作成される。
審査を受けた上で可否が下される。選ぶのではなく選ばれるのである。
母の場合は退院時期と入居のタイムラグをどう埋めるか?
お気に入りの施設が見つかっても、4人待ちという現実もある。
なかなか大変だ。
結局、来週大阪へ戻り主治医に相談し、母の現状と今後の見通しを聞いてみようとなった。
いやはやありがたいのだが、昔なら家族で看たあれこれを計算で割り当てられ、おまけにその1割負担でよいとは・・・・
彼女の納めた介護保険料は、すでに前世代の方々がすでに消化されており、我々世代が納めている保険料が彼女達に適用される。
我々世代はやがて息子世代が納める保険料を使うことになる。
これで高齢化一途の日本はやっていけるのだろうか?
と嘆くと、給付抑制案が出てきたという。