蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

旭山動物園の取り組み

2011年07月23日 | 安曇野を離れて
こんにちはー ”ごまふあざらし”で~す


旭山動物園は当初の計画にはなかった。

朝4時30分に小樽港に到着し、市場で朝食をとり小樽運河を散策するも、時間が余る。
旭川へ出ようと鉄道で向かった。

とりあえずホテルに荷物を預け、さて・・・と
路線バスで30分、やはり評判の動物園へ行くことにした。

いやはやもう感激の連続だった。
標高295メートルの旭山のふもとに広がる丘陵の自然を生かした、緑いっぱいの動物園(標高170m)です。

当然緩やかな坂道も多いですが涼む木陰があり、程よい間隔にトイレがある。
男女別トイレ入口から男女別専用出口につながるコース設定も。
一緒の道から出てもいんだけど、鉢合わせしない工夫もちょっと嬉しいかも?

なんといっても動物園舎の作り方が素晴らしい。
横並びでなく、例えば”ほっきょくくま”の場合立体的に陸上部も水中部も人間の足で移動しながら




その生態を観察できます。
お誘いアプローチが分かりやすい


”ペンギン”人間の頭上を泳いでいます


案内の壁画も愉快です
とにかく手描きでかつ分かりやすい、そう絵本のようです


”ごまふあざらし”については



と、こんな感じ

♪おさ~るさ~んだよ~




余談
おさるさんのイラストは、あべ 弘士(あべひろし)氏の「あらしのよるに」から。
1948年北海道生まれ。旭川市旭川動物園の飼育係から絵本作家になる。「あらしのよるに」で講談社出版文化賞絵本賞、産経児童出版文化賞JR賞受賞。「ゴリラにっき」(小学館刊)で小学館児童出版文化賞受賞。「ハリネズミのプルプルシリーズ」(文渓堂刊)で赤い鳥さし絵賞受賞。他に「わにのスワニー」(講談社刊)などの作品がある。(サイトから拝借)


散策中に見つけたコマクサ。驚きました


もともとの丘陵を大切にしている様子がよくわかる標識の数々








動物にばかり目が奪われるが、この取り組みは称賛に値すると思う

そして目に見える形でゴミ分別を・・・配慮されていた




旭山動物園公式ホームページ


動物園の、使命のひとつとして掲載している記事から抜粋
『動物園では,人はみな笑顔で動物たちと過ごしています。なぜでしょう。コンラート・ローレンツは次のように言っています。
「動物を飼育したいという欲望は、太古から人間の心に潜む気持ちである。文化を持つようになった人間が、自然という失った楽園に対して抱く憧れなのである」と。
まさに、レクリエーションとは,リ・クリエーション(Re-creation)すなわち再-創造ということで、人間性を回復するという意味です。
 動物たちと一緒の楽しい時間を過ごし,美しい動物たちのすばらしい能力に感動し,生きていることのすばらしさを実感できる場所,それが動物園です。』

再訪出来る機会はあるだろうか?


余談
緑の動物園をイメージした施設に、横浜市の金沢動物園がありました。
ハイキングコースにつながる立地のようです。

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4 コメント

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 (路進)
2011-07-23 23:39:33
この季節の北海道はいいでしょうね。ゆっくりと行ってみたい広大な場所です。白熊くんにとって日本の夏はどんな物なんでしょうね。ライオンにしても白熊にしても凄い適応能力ですよね。最初は飼育は無理と考えたでしょうね。きっと。けど北極圏の動物に日本の夏はきついでしょうね。それに比べたら人間様の節電なんて・・・
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節電の発想 (蔵くら)
2011-07-24 06:01:49
素晴らしい発想ですね。確かに!
日本人がアラスカの-50度に暮らせるのと同じ適応能力かもしれませんね。

小学1年生の遠足で東京の動物園に初めてゆきました。アフリカにいるキリンを見てびっくりしたのを覚えています。
その後、岡崎や天王寺動物園へ行った時は、緑が少なくて「可愛そう・・・」今はどうでしょうね。

別の動物園ですが、氷をプレゼントする映像をみたことがあります。やはり環境作りは大変でしょう。そう考えると動物園は人間のエゴともいえるかもしれませんね。

北海道滞在中は最低気温16度でした。
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 (路進)
2011-07-25 23:49:56
動物園は人間のエゴでしょう。水族館も。でも我が家では魚も飼っているし・・。人間はエゴですが、そのエゴの中から・・・・・。ま、勝手な言い分ですが。岡崎の京都市動物園は現在改装中だったかな。昔、高校生の時、1ヶ月ほどアルバイトをしてました。貴重な体験で閉園後の夕暮れ時の猛獣の迫力には野生を感じました。
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夜間営業 (蔵くら)
2011-07-26 16:58:01
最近は夜の動物園を実施しているところが多いようですが、イベント化しているでしょうから、やはり見学の域ですね。

経験された時はきっと「やれやれやっと我らの時間だぜ!」と動物も本気モードだったのでしょう。
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