蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

戸谷峰

2007年04月23日 | トレッキング
雨のち輝く七変化という名のモミジの若葉

ローマは一日にして成らず-------------確かに
自宅から見る燕岳、里から眺める常念岳。せっかく近所だから死ぬまでに一度自分の足で歩いてみたい。
4月13日 松本のNPO法人「やまたみ登山学校」開校式に参加。1年間のプログラムである
基本の『き』を学ぼう。正しい歩き方、地図の見方、必要な装具などの机上講習9回と実際のトレッキング11回で、日帰りや山小屋1泊もある。
冬山までは望まない!

4月22日は松本市の東北、戸谷峰登山。もちろん日帰りである。有名な山というわけではなさそう。
いざいざ行かん
  新品は靴とパンツのみ
曇りのち雨予報だが、遠足じゃないから雨対応の勉強も必要だわいと出かける。
自宅から午前8時集合の場所まで車で45分。初めての道を走るのは不安だった。
さぁ、出発前の持ち物点検。これだけは用意というものとストックの使い方で本日はスタート。



登り始めがすでに1000メートル地点。そりゃそうだろう、我が家の標高が約600メートルだもんね

頂上1629メートルを目指し歩き始める。いきなり急勾配と斜面の細い道である。こりゃ大変だぁと思ったが、道々小さい花や珍らしい樹木の説明に足を止めるので、何とか頂上へ到着した。時期がもう少し遅ければニリンソウの群生が見られるのだそうな。
ランチ45分休憩を含み往復6時間のトレッキングだった。
写真左:頂上ではガイド4人による山菜のてんぷらサービスに舌鼓
写真右:私の弁当。昨夜の残りものたけのこご飯のおにぎり2個と焼き鳥、トマト、手作りふき味噌
アウトドアにはおにぎりだけで充分だけど・・・
写真左:山頂から遠く北方向に「常念が見える」とつぶやいたら隣の人に「あれは横通岳だ」といわれ、夢を破られた
写真右:二等三角点。等級は頂上地点からどのくらい広い範囲で見渡せるかを表しており、一等に富士山がある・・・とガイドから説明を聞く。するとここの展望は広いのだ。
ここで学習:
□サイト拝借による三角点の説明1
地図をつくるために行う三角測量において、測量の基準となる地点。そこに設置した標識。一等から四等まであり、一等三角点は一辺約45kmの三角形を構成するように設置されている。三角点は、見晴らしが良く、測量がやりやすい場所に作られるので、山の頂上にあることが多い。しかし、頂上(その山の最高点)を示すものではない。三角点には、頂面に+の印をつけた角柱型の標石(柱石)が地面に埋め込まれている
□サイト拝借による三角点の説明2
一等以下四等までの三角点は、地殻変動その他を知る重要な点であるので、一等18cm角、二等と三等は15cm角、四等は12cm角の御影石(花崗岩)若しくは硬質の岩石の標石(形状は別記)を、その地点に埋設してあり、上面の中央に+が刻まれてあって、その中心が三角点の位置であり、高さである。
ふ~ん、三角点石を計測しなかったが、15センチ角より大きかったような気がする。二等が右書き、点の文字が點と旧漢字であるから古い設置だということがわかる。三角点の設置・管理は、太平洋戦争以前は主に陸軍参謀本部陸地測量部が、戦後は国土交通省国土地理院が行っている。
というから、国土地理院の地図には設置山に△のマークがあるんだ。
まだある
三角点の石を壊すと、測量法の規定により2年以下の懲役又は100万円以下の罰金ですぞ

いくつかの山の写真をみると頂上に神社や祠があることが多い。我有明山もそうだ。これからは、あれば祠を撮ることにしようと思う。登山者の安全を祈る祠もあれば、里人や村人が願いを込めて積み上げたものもあるだろう。歴史や風土を見守ってきた祠にはきっといい顔があるような気がする。

こわいけど愉快:
熊棚(くまだな)ってご存知?
左:登り途中にガイドから説明のあった熊棚
右:下りでカメラマンがよじ登って棚の中を探索
帰りにはきっと・・・ともくろんでいたに違いない。覗いた彼は「まさに芸術!」と感嘆の声をあげた

熊が餌をとるために、ドングリなどが実った木の上に上り、安定して座るところをこしらえて、そこから枝を引っ張りながら実を食べる場所。熊出没の山ということより、あんな細い幹と枝によくぞ・・・・と感心する。機会があれば芸術作品を見たいものだ。

珍しいものでは:
我近所では高すぎてきっと見られない唐松の花。白いしゃくやくの蕾

余裕たっぷり:
帰りの休憩時間に寝転んで撮影の、径路目印の中部電力鉄塔と倒木の樹皮
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