蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

緊急渡印・お見舞い

2016年11月26日 | 海外旅日記
寝たきりの病院では24時間付き添いが必要なため、お寺の小坊主4人が交代で常駐し世話をしていました。
バラナシに到着して2日後の夜、ご住職は退院してお寺の自室に戻られました。

小坊主たちに折り鶴を渡すと、彼らも見様見真似で古新聞紙で大きな鶴を折っていました。
すると細い針金とマッチの軸でぶら下げようと提案して来た。

ゆらゆら揺れる鶴を見つめるご住職


褥瘡がひどくて、確か1日おきに体の清拭と褥瘡の手当に看護士が来ていました。
眠っているときは呼吸に合わせたようにタンがからまり、辛そうでした。

話しかけるとうなづく程度となり、
間もなくタンのからまりがなくなり、
『ミズ』の要求も少なくなり
『さむいさむい』とうわごとのように囁かれるように。
足をさすると少し冷たくなってきていました。覚悟の時がきたな。

帰国までの2日間は、小坊主や留守番の人(日本語が分からない)がいない時に、
お里帰りの旅の話や、富士山と紅葉の写真を見てもらったり・・・・
唱歌ふるさとを出身地土浦バージョンで歌ったり、

『もう頑張らなくてもいいんですよ、私と一緒に土浦へ帰りましょ』

22日夕刻、バラナシを離れデリーへ向いました。


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