蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

手仕事屋きち兵衛さん

2008年05月11日 | 安曇野とその周辺
豊科近代美術館で11日開催のコンサートで「きち兵衛さん」に再会した。しかし彼は私をご存じない。
16~17年前信州旅行の折、松本・浅間温泉に立ち寄った。小さな小さな工房で木工の仏像を彫りながら、日常雑器なども販売しておられた。
仏像は買えなかったので、耳掻きと道祖神を求めた
それぞれ「手仕事屋きち兵衛」のサイン入りだ
耳掻きはもちろん現役。
道祖神は正面に頬を寄せる男女の”顔”と”人”文字が彫ってあり、厚み分に柔らかいのみ形のでこぼこがある。

いつも身近に置いていた道祖神は、人間関係に悩んだり悲しいことがあった時、慰めてもらっていた。

いずれも色が変わり、すっかり手に馴染んでいる。
てっきり松本にお住まいかと思っていたら、10年前から安曇野に移住し、作詞作曲文筆木工製作を続けていると紹介があった。

コンサート模様から
サクラマス:
川を回遊する岩魚のなかには、落ちこぼれて川を下り、海に行ってしまうものもある。鍛えられ大きく成長したのが『サクラマス』
■かわいい子どもには旅をさせよう。家を出て成長し親元や故郷に帰る

命連綿:
久しぶりに作詞家として詩を提供した永六輔氏がつづる。
■母父オトコオンナ親子家族孫祖父祖母・・・・生命(いのち)がつながる

アンコールの定義:
コンサートは懐石料理のようなもの。次から次へと運ばれてくる。
■最後の曲が終わって拍手が続けば「このコンサートは美味しかったのだ」

花束贈呈:
■アンコールがあれば『花束をあなたに』を歌うつもりだったけど、包みの中は花でななく、お酒 多分ワインでしょう。でも『花束をあなたに』を歌います

ユーモアあふれる挿入話、透き通る歌声とアコ-スティックサウンドに、久々に酔いました。

余談1
きち兵衛さんの木彫作品やCDや本はここで紹介
余談2
本日のコンサート会場は多目的ホールで、130名くらいの観客だったように思います。演奏用の特設台の後ろには、当館の小ぶりの彫刻作品が2体あり、脇には大仰な花でなくグリーンが飾ってあるだけ。天井近くに小さなステンドグラスはあるものの、いたってシンプルな美しいコンサートでした。
余談3
入場料1000円は申し訳ないほどの充実だった。
記念に購入のCD「色即是空」はきち兵衛さんのサイン入り。決して並んだりしないのだが今日は少なかったから・・・・。
『命連綿』入ってます
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paprika(パプリカ)

2008年05月07日 | 安曇野とその周辺
3月創刊の地域限定フリーペーパーの名は「paprika」
『松本・安曇野・塩尻・大北(大町方面)の生活を彩るタウンマガジン』


作り方が好みのタイプだ
○まず表紙のデザインがいい。イラストレーターkuukiと書いてあるが、知らない人
○大きさが手ごろ 15×21センチ つまりA5(A4の半分)サイズ 21ページ
○写真はA5いっぱいサイズとサムネールのような小さいサイズのバランスがいい
○まとめ方がうまい
味:おいしいもの三昧 
創:旬のアーティストたち
路:息づく街角探訪
華:働く女性たち
スタッフおすすめ
BOOK・CD・DVD・映画・コラム・コンサート・アート・イベント・スポット。
本誌内広告は下部にまとめて 5.5センチ 各ページに1社 とすっきりしている
写真左:味・創・路・華には広告なし(じっくり取材・掲載しているのが見て取れる) 

左ページの写真を見ただけで、木工作家:石塚光弘氏の作品とわかった私・・・
好きになるフリーペーパーだけのことはある。
工房は近いけど、価格が高くてまだ行けてない。実際に見たら、触れたら欲しくなるだろうなぁ~ 

おまけ1
5月号が発行されているはずだ。さてどこの店でいただこうかな?
おまけ2
実は3月号の存在を知らなかった。4月号を入手後3月号も欲しいなと探したが、なかった。
パプリカ編集室に電話したらば、アズカフェ@安曇野の2階が事務所だという。穂高神社のそば
細い階段を上ってゆくと、小さな部屋に若者の姿があった。用件を話すと「どうぞ」と、階段下まで送ってくれました。
何気ない行為だけど来客者への応対を心得ているのが嬉しかったし、フリーペーパーといえども、いやフリーペーパーだからこその真剣勝負!
楽しみに集めて読ませていただきます
コメント (4)
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賛否両論

2008年05月05日 | 安曇野とその周辺
こいのぼりが泳ぐ季節である

安曇野市堀金には毎年、ひまわり(夏)と菜の花(春)を一面に咲かせる畑がある

昨年から菜の花の時期に「こいのぼり」が泳ぐようになった
昨年は真正面に、今年は向って右寄り奥行方向に立てて泳がせている
白馬方面に向う道路からよく見えます


子どもの成長を願う「大きなこいのぼり」は地方の風物詩である。
かつて旅行で訪れた地方では川をまたぐ100匹以上のこいのぼりに感動したものだ。

  安曇野の芦間川にも泳ぐ

しかし「常念岳と菜の花」は安曇野の風物詩であり、写真撮影スポットである
観光客によっては要らないなぁ~の感想もあるかも知れない。
リピーターなら、がっかり!とわぁ~素晴らしい!とに意見の分かれるところだろう
私? 『できれば要らないと思う』に賛成だ

おまけ1
撮影日を逃してぼんやり画像ですが・・・・
畑の中をずず~いと移動するとこいのぼりは隠れる

葉桜と道祖神と常念岳


ずず~いとズームで雪形 常念坊さん----ほぼ中央にお坊さんが立っている様子
右は拝借画像

この雪形が見えると、安曇野の農家では、代掻き・水はり・田植えが始まります

おまけ2
唱歌『おぼろ月夜』の作詞家:高野辰之は長野県中野市(北信州)の出身です。
そのほか春の小川、春が来た、ふるさと、もみじなど今でも歌い継がれる曲は、
こんな風景のなかから生まれたのでしょう。
また同じ中野市出身に作曲家中山晋平がいます。え~この曲もそうなの?と感心するほど多数あります
コメント (4)
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穂乃禾(ほのか)

2008年05月02日 | 安曇野とその周辺
いかにも過ぎる手作りの雑貨屋さん
自然食品、古布雑貨などを販売するそうです。もちろん自作の建物です


自給自足生活をはじめた3人が住むのは池田町夢農場の奥。
以前は穂高の西山寄りに住んでおられたそうで、最近は別荘が多くなり苦労の土地探し後ここへ。
今はここの大家さんによく理解してもらっていると、嬉しそうだ。
10人の夢から出発するも、経済的な自立などなかなか大変で、結局3人で踏ん張っています。
ここは山間の標高500余メートル、これから畑の開墾を始めるそうだ。




ロバ、ひつじがおり、やぎ、犬、豚など放し飼いで、それぞれが専用の個室を持っている

  草を食むヤギ

  和テイストのバンダナを首につけた仔豚


まだまだ未完成です。ゆくゆくはマクロビオテックに基づいた癒しの宿や農作業体験が出来る施設にしたいと夢があるそうです。
出来る限り建物も自分たちの手で建てたいと、まずは愉快なお風呂。


5月1日「穂乃禾」は開店予定ときいていたが、何せ手作り故、予定通りに進まないようだ。
成功を祈ろう

おまけ1
「禾」は穂ののぎへんで穀物という意味があるそうです。参考wikipedia

おまけ2
マクロビオテックとは、「玄米菜食」「穀物菜食」「自然食」など食生活法や食事療法の名称です。
最近見聞きする言葉ですね。私自身は実践できていませんが・・・・

おまけ3
玄ノ里 「穂乃禾」への行き方
池田町 、夢農場売店広場前を、白いガードレールに沿って道なりに進む。
ほどなく三叉路右手に↓古い神社があるので、その左脇道を前進。

かなりのでこぼこ道を、ほんまに到着するんかいなと思う頃、動物たちが迎えてくれます。
人なっついこいので轢かないように注意が必要。

余談
私が訪れたとき、ご老人4名だったかが来ておられて、その中の婦人が「私はあの下の畑が実家だから、ここは懐かしい」と目を細めて眺めていました。

のどかな風景を見に行ってみませんか?
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