星のひとかけ

文学、音楽、アート、、etc.
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青い棘のサウンドトラック

2005-11-02 | 映画にまつわるあれこれ
観て来ました。
買えました、サントラ。

ドイツ映画祭で見たときから音楽がとても気に入っていて
映画のチラシに載っていた「マルディグラBB(ブラスバンド)」のCDは
かつて聴いたことがあったので、ブラスの曲の方は判ったけれど、
ノスタルジックな切ないピアノの演奏も印象的で、
音楽担当のThomas Feinerから探し出して、彼がVoとKeyをやっていた「Anywhen」のCDも買いました。Anywhenの「The Opiates」は2001年のものだけど、今年は、安らぐ時もしんどい時も、こればかり聴いていた。それ位、Thomas Feinerの声と、静かでノスタルジックでダークな世界に惹かれてました。

映画「青い棘」のサウンドトラックは、マルディグラBBのブラスの入ったいかにも戦前の蓄音機から流れるジャズ風の唄と、せつないピアノ曲や、アコーディオンの曲がバランス良く入っていて、さっきからずっとエンドレスでかけていると、お部屋は1920年代のベルリン。。映画のエンディングで流れた低音のヴォーカルがThomas Feiner。素敵な声と、素晴らしい作曲センスだと思います。

ところで、アウグスト・ディールのエージェントHPに、彼の紹介Videoが出来ていました。「タトゥー」「青い棘」「9日目」から、彼らしいエキセントリックな名場面ばかりを集めてあって、見どころは一杯、、なのですが、映画の一番印象的な場面ばかりなので、これから作品をご覧になる人は要注意!!です。

それにしても、アウグストは拳銃所持率高い人ですね(笑)、、、どの映画でも銃をふりまわしてる。、、、でも、アウグストには是非是非、『ハムレット』をやってもらいたいなあ、、、映画でも、舞台でもいいから(舞台はもうやっているかもね)、、。髑髏を片手に悪ふざけの長広舌をやって欲しい。

 ***

映画館で予告編を見ると、本編でもないのに泣きそうになって困ります。
いい映画の予告、いっぱいあったなあ、、。
絶対みたいと思ったのは、、アル・パチーノ、ジェレミー・アイアンズ、ジョセフ・ファインズの『ヴェニスの商人』

それから以前、ビデオで見たアンダルシアの映画『Vengo』で主演したフラメンコダンサー、アントニオ・カナーレスも出ている、『イベリア』、、。アイーダ・ゴメス、サラ・バラスなどが踊る本物のフラメンコダンスの映画。ヴェンゴの時は、カナーレスは俳優であって一切踊らなかったし、彼は、背も小柄、年齢とともに中年体型にもなっていて、踊ったらどんななのか想像がつかないけれど、ヴェンゴの情念に満ちた演技が忘れられないので、ぜひ『イベリア』での、彼の(そして女性陣の)情熱溢れるダンスを見てみたいのです。

以前の日記で「彼の踊りが見たい!」と願ったら、ちゃんとこうやって見れる機会がやってくるんだものね、、愛しいものを胸に刻んでおくと、いつかご褒美がもらえるんだ。