星のひとかけ

文学、音楽、アート、、etc.
好きなもののこと すこしずつ…

Justin Adams and Juldeh Camara at 渋谷クアトロ

2010-10-07 | LIVEにまつわるあれこれ
見に行きました。 生音はいいなぁ。。

数年前まで ロバート・プラント&ストレンジセンセーションのギタリストだった ジャスティン・アダムズさん、、 英国のライ・クーダーとも言われていたと思いますが、 Justin Adamsさんについては このblogにも何度か書きました(過去ログ>>

アフリカの弦楽器の演奏も含まれていた「Desert Road」というソロアルバムについては、 前にこちらにも書きました(>>

ストレンジセンセーションでの来日を期待していたんだけど、 残念ながらそれは無いまま プラントさんは新たに Band of Joy の活動に入ってしまったし、 一方ジャスティンはガンビアのジュルデー・カマラさんとアルバムを作って、、 私はそちらの方は myspaceぐらいでしか聴いたこと無かったけど、 見に行けてやっぱり良かったです。 同行者の事情で 残念ながら最後までは観られなかったけど。。

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トリオ編成で、 ジャスティンはエレクトリックギターはたぶんレスポールジュニアだったと思う、 あとアフリカの弦楽器(形はギターというか三味線みたいなの)、、 ジュルデーさんは、 リッティというのだそうですが バイオリンのように肩の辺りに構えて弓で擦る一弦の楽器。 あとドラマーさん(Jazzっぽくてとても上手だった)。

ジュルデーさんの楽器は、 弓で擦るからか 時に尺八みたいな震える音色になって、 日本人には何か懐かしい 幽玄でいて でもあったかい音色だった。

ジャスティンはエレクトリックギターを指弾きする曲は レスポールジュニアぽい円やかなトーンでリフを奏でていたし、 ピックでリズムを刻む曲は ハードロックにも使えるタフな音だった。 どちらもすごくいい音だった!! (やっぱりギターの良い音色を生で聴けると嬉しい!)

アフリカの音楽は、 言葉が全然わからなくても そのリズムで心に響くね。 ジャスティンも、 (日本語喋れないけど)って すごくゆっくり英語で曲を説明してくれて優しかった。 、、同行者は(盆踊りみたい、、) って楽しんでたし、 なんだか「木遣り歌」のような時もあり、 音楽理論はよくわからないけど、 日本の民謡の音(よな抜きって言うのでしたっけ?)にもどこか似ているから、 多くの人が自然に踊っていて それも楽しかった。

ジャスティンが (この美しい曲はどうやって出来たのかってジュルデーに尋ねたら、 夜中に精霊がやってきたんだ、と)、、と教えてくれた しずかな曲も美しかったし (ほんとうに精霊と言葉の交わせる人々の音楽だと思った、、)、 ジャスティンが Led Zeppelinぽいリフ(移民の歌の 最初のリフみたいなの)を繰り返してジュルデーの演奏に合わせている曲もかっこよかったな。 、、ただ、 ジャスティンのギターが好きな私には、 彼がすばらしいリードギターも弾けると分かっているので、 ひたすら同じリフを奏でてリズムに徹しているのは ちょっとだけもどかしくもありましたが。。 たまに ギャッってやってくれるだけで嬉しかったけど。

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11日の祭日には、 日比谷野音で、 映画にもなった「スタッフ・ベンダ・ビリリ」と共に、 World Beat 2010というライブが行われます。 くわしくはこちら(plankton.co.jp>>

日比谷野音があるからいいけど、 、、願わくば 自然の中で、、 フジロックのアヴァロンステージとか、 朝霧JAMみたいな場所でみんなで踊れたら もっと良かったのにね、、、と 話しつつ、 渋谷センター街の雑踏に降り立ったのでした。。