今回はちょっと「秋」(?)っぽく選んでみました (ほんとか?・笑)。。 秋の夜長はトランペットの音色も似合いますね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/0e/785c5028a510f04bf9b7c89936fddebd.jpg)
Thousand Kisses Deep/ Chris Botti (2003年)(Amazon.com)
“the smooth jazz trumpeter”というのだそうです、 クリス・ボッティさんは。(上記のamazonの説明より) 、、 ほんとに貴公子、ですね、このジャケットのお顔。。 そんなクリス・ボッティさんのアルバムにドイルが参加しているので ぜひとも聴いてみたかったのですけど、、 たぶん私はスムースジャズはそんなに好きじゃないだろうし、、 試聴でも (ん~?)だったので、 これは「借り物」で聴いてみました。
ドイルは#8と、 日本盤のボーナストラックである#12に参加。
#8は、バート・バカラック&Dr. Dre(Andre Young)による曲で、 メロウかつソフトな曲の多い中で、 たぶん一番輪郭のはっきりした ドラムの効いた曲。 でも あくまで主役はトランペットなので、 ギターは目立たないんですが、、 聴いていると (ひょゎぅゎ~~ん)、、というワウベダルの音で、 (あ、ドイルだ)と。。 それが何回か入ってるだけなんですが(笑)、 このワウを弾くために呼ばれたのですね。。
#12の方は、、 これもわりとロックぽい曲ですが、 正直、 ほとんどわかりませんでした。。。
クリス・ボッティさん、、 前に書いたビル・ブラッフォード&トニー・レヴィンのアルバム(>>)の時は、 とても気に入ったんですが、 今回のような なんだか映画音楽のような感じで メロウな旋律をトランペットで奏でているアルバムは スミマセン、 そんなに惹かれませんでしたの。。
***
もうひとつ、 トランペットの「帝王」といえば、 マイルス・デイヴィス。
、、といいつつ、 ゴメンナサイ 私 無知なものですから、 マイルス余りよく存じません(恥)。。 ですが、 このアルバム
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/8d/71b0b6b4015bd3b32f699535fe4e5d10.jpg)
Evolution of the Groove / Miles Davis (2007年)
なぜこのマイルスのCDに Doyle Bramhall II の名前がクレジットされているのか 前から気になってて、、 (Amazonのページにはドイルの名前は 無いんですけどね) 、、聴いてみたい、、 でもどういうアルバムなんだかわからない。。。 でも、 確かドイルの好きなアーティストにマイルスの名前があったし。。 で、CDのポイントが貯まったので 買いました。
このCD、 #1を除いて、 マイルスの原曲に 4人のアーティストが演奏を加えたリミックス盤です。 #2がラッパーのNAS。 #3がカルロス・サンタナ。 #4がドイル・ブラムホール II。 #5が Charley Drayton (でいいのかな? たぶんこの方だと思います wiki>>)
原曲のマイルスのトランペットの 音色の艶といい、 切れといい、 そちらも言う事ナシなんですが、、 それぞれのリミックスも とても面白い!
NASのラップが重なるのは絶品です!。 、、、サンタナさんは、(う~スミマセン、元々サンタナさんのギター好きではないからかもしれないけど)、、 ちょっとこの音色はマイルスの音と合わないだろーー、、 サンタナさんのギターの音って湿度あり過ぎ ラテンの音色過ぎ、、。。
#4は、、 (最初に原曲の方も聴いてみました) 、、もともとのマイルスの演奏のバックに入っている ジョン・マクラフリン(John McLaughlin)のギターが 結構気が効いているので、 ドイルのギターと聴き分けられるかしら、、と 思いつつ、、 しかし判りますね。 エフェクターを一度に幾つも重ねたようなドイルのギターは、 ホーンとも 弦楽器ともつかないような音。 かっこいいです。
しか~し、、 どの曲もそうなんですが、 短いっっ! これも2分39秒しかない。 その中で、 ドイルのソロが重なるのは1分もない。 勿体無い! 10分くらい聴いていたいのにぃぃ。。
#5は主にパーカッションとのリミックス。 これも面白いです。
、、というわけで、 全曲聴いても10分ちょっとであっという間に終わってしまいます。。 何故こういうCDが企画されたのかさっぱりですが、、 一人当たり3,4曲リミックスしてみてくれれば 相当面白いのになぁ。。 ドイルのギターとマイルスのコラボ、、 もっと聴いてみたいです。
あ、、 この続きは ドイルに是非とも トロンボーン・ショーティ(Troy Andrews)さんと一緒にアルバムを作って聞かせて欲しいな、 ぜひ。
ちなみに、 このリミックス、 たぶん動画サイトでも聴けると思います。 曲名とマイルスの名前を入れれば出てくるはずです。 CDよりは音は落ちるでしょうけど、、 興味のある方は聴いてみて欲しいです。 2:09辺りからキーキキキ、、と下がってくる音はドイルなんですよね??、、 マイルスのトランペットみたいな音色ですね~。
***
ラストは 本日の本命。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/96/aa77fa46d0c59bb76c0f7c1f165ab47b.jpg)
Soul Speak / Michael McDonald (2007年)
マイケル・マクドナルドさん、、 ドゥービーブラザーズに参加して、 それまでのファンクグルーヴ路線から、 AOR路線にしてしまったマクドナルドさん時代は好きではありませんでしたが、、 ドゥービーを別に考えれば 素晴らしい声の素晴らしいヴォーカリストですよね。
このアルバムはカヴァー集。 Dionne Warwickさんとか、 Van Morrisonさんとか、 Stevie Wonderさんとか。。 これだけ歌が上手くて、 圧倒的な声量と渋い声があれば、 もう聴いていても絶対の安定感、 安心感。 、、そして マクドナルドさんの声とこれらの楽曲が、 なんだか秋の夜にふさわしい温もりと 豊饒さなんですゎ。。。
嬉しいのは、 1曲目の最初がいきなり (ドイルだっ!)と分かるバリバリのイントロから始まること。
参加メンバーは、
Michael Thompson : Guitar
Nathan East : Bass Guitar
Abe Laboriel Jr. : Drums
Vinnie Colaiuta : Drums
Toby Baker : Synthesizer, Keyboards
Tim Carmen : Organ
などで、 ベース&ドラムは、ドイルと共にクラプトンバンドで一緒だった方ですね。 ドイル・ブラムホール II のギターは、 #1、 #7~10、 #12です。
2曲目で聴こえてくる ドイルとは全然違う伸びのある艶やかなギターソロもすごく良いので (この人のギターもいいなぁ)と思ったら、 Michael Thompsonさんという方は 西海岸ではひっぱりだこの有名なスタジオミュージシャンなのだそうです。 この方のそつのない 曲に溶け込むようなギターの曲の一方で、 ドイルの弾いてる曲は、 控え目ながらも聴いてドイルだと分かるエッジのある音色で、 そういう風に効果的にギタリストを使い分けてくれているのが嬉しいです。 二人が弾いてる曲もあるけど、 なんとなく音色が区別できるかな。
#8の、 Leonard Cohenさんの「Hallelujah」、、 好きな曲です。 原曲とはかなり違うソウルな ゴスペルっぽいアレンジですが、 このバックでドイルが弾いているのがとても良い。 セミアコか、 レスポールJr.か わからないけど、 指弾きの音が最初ちらっとちらっと聴こえてたのが、 ヴォーカルの盛り上がりと共にそれと絡むようなソロになって。 ドイルの音は、 セミアコっぽい甘い音色のものでも エッジが立つのがカッコいいです。
、、と言っても あくまで主役はヴォーカリストですから。 Bob Marleyの「Redemption Song」も、 全然レゲエじゃなくて とってもAORな曲調で始まるんだけど、、、 なんだろう、、 歌い上げているのに嫌みが無いというか。 マクドナルドさんの歌声も、 ほど良く「枯れた」ってことなのかなぁ、、と。
、、クラプトンさんの「枯葉」の歌声には、、、 ん~~、、(ゴメンなさい!) だった私ですが、 このマクドナルドさんのソウルアルバム、、 聴き惚れたまま あっという間に14曲が終わってしまいます。。 でまた、 最初から聴きたくなるようなアルバムなの。。 秋、だからね。 (クラプトンさんは しっとりと歌おうなんて思わない方がよいです。。 私はクラプトンさんの どこか苛立ってるような歌い方のものが好きだから)
、、 ドイルには たくさんこういう異色のコラボ (ブルースギタリストの範疇から外れたという意味で) を、やってみて欲しいのです。 そんな中で個性が際立つのがまた 面白いのですよね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/0e/785c5028a510f04bf9b7c89936fddebd.jpg)
Thousand Kisses Deep/ Chris Botti (2003年)(Amazon.com)
“the smooth jazz trumpeter”というのだそうです、 クリス・ボッティさんは。(上記のamazonの説明より) 、、 ほんとに貴公子、ですね、このジャケットのお顔。。 そんなクリス・ボッティさんのアルバムにドイルが参加しているので ぜひとも聴いてみたかったのですけど、、 たぶん私はスムースジャズはそんなに好きじゃないだろうし、、 試聴でも (ん~?)だったので、 これは「借り物」で聴いてみました。
ドイルは#8と、 日本盤のボーナストラックである#12に参加。
#8は、バート・バカラック&Dr. Dre(Andre Young)による曲で、 メロウかつソフトな曲の多い中で、 たぶん一番輪郭のはっきりした ドラムの効いた曲。 でも あくまで主役はトランペットなので、 ギターは目立たないんですが、、 聴いていると (ひょゎぅゎ~~ん)、、というワウベダルの音で、 (あ、ドイルだ)と。。 それが何回か入ってるだけなんですが(笑)、 このワウを弾くために呼ばれたのですね。。
#12の方は、、 これもわりとロックぽい曲ですが、 正直、 ほとんどわかりませんでした。。。
クリス・ボッティさん、、 前に書いたビル・ブラッフォード&トニー・レヴィンのアルバム(>>)の時は、 とても気に入ったんですが、 今回のような なんだか映画音楽のような感じで メロウな旋律をトランペットで奏でているアルバムは スミマセン、 そんなに惹かれませんでしたの。。
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もうひとつ、 トランペットの「帝王」といえば、 マイルス・デイヴィス。
、、といいつつ、 ゴメンナサイ 私 無知なものですから、 マイルス余りよく存じません(恥)。。 ですが、 このアルバム
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/8d/71b0b6b4015bd3b32f699535fe4e5d10.jpg)
Evolution of the Groove / Miles Davis (2007年)
なぜこのマイルスのCDに Doyle Bramhall II の名前がクレジットされているのか 前から気になってて、、 (Amazonのページにはドイルの名前は 無いんですけどね) 、、聴いてみたい、、 でもどういうアルバムなんだかわからない。。。 でも、 確かドイルの好きなアーティストにマイルスの名前があったし。。 で、CDのポイントが貯まったので 買いました。
このCD、 #1を除いて、 マイルスの原曲に 4人のアーティストが演奏を加えたリミックス盤です。 #2がラッパーのNAS。 #3がカルロス・サンタナ。 #4がドイル・ブラムホール II。 #5が Charley Drayton (でいいのかな? たぶんこの方だと思います wiki>>)
原曲のマイルスのトランペットの 音色の艶といい、 切れといい、 そちらも言う事ナシなんですが、、 それぞれのリミックスも とても面白い!
NASのラップが重なるのは絶品です!。 、、、サンタナさんは、(う~スミマセン、元々サンタナさんのギター好きではないからかもしれないけど)、、 ちょっとこの音色はマイルスの音と合わないだろーー、、 サンタナさんのギターの音って湿度あり過ぎ ラテンの音色過ぎ、、。。
#4は、、 (最初に原曲の方も聴いてみました) 、、もともとのマイルスの演奏のバックに入っている ジョン・マクラフリン(John McLaughlin)のギターが 結構気が効いているので、 ドイルのギターと聴き分けられるかしら、、と 思いつつ、、 しかし判りますね。 エフェクターを一度に幾つも重ねたようなドイルのギターは、 ホーンとも 弦楽器ともつかないような音。 かっこいいです。
しか~し、、 どの曲もそうなんですが、 短いっっ! これも2分39秒しかない。 その中で、 ドイルのソロが重なるのは1分もない。 勿体無い! 10分くらい聴いていたいのにぃぃ。。
#5は主にパーカッションとのリミックス。 これも面白いです。
、、というわけで、 全曲聴いても10分ちょっとであっという間に終わってしまいます。。 何故こういうCDが企画されたのかさっぱりですが、、 一人当たり3,4曲リミックスしてみてくれれば 相当面白いのになぁ。。 ドイルのギターとマイルスのコラボ、、 もっと聴いてみたいです。
あ、、 この続きは ドイルに是非とも トロンボーン・ショーティ(Troy Andrews)さんと一緒にアルバムを作って聞かせて欲しいな、 ぜひ。
ちなみに、 このリミックス、 たぶん動画サイトでも聴けると思います。 曲名とマイルスの名前を入れれば出てくるはずです。 CDよりは音は落ちるでしょうけど、、 興味のある方は聴いてみて欲しいです。 2:09辺りからキーキキキ、、と下がってくる音はドイルなんですよね??、、 マイルスのトランペットみたいな音色ですね~。
***
ラストは 本日の本命。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/96/aa77fa46d0c59bb76c0f7c1f165ab47b.jpg)
Soul Speak / Michael McDonald (2007年)
マイケル・マクドナルドさん、、 ドゥービーブラザーズに参加して、 それまでのファンクグルーヴ路線から、 AOR路線にしてしまったマクドナルドさん時代は好きではありませんでしたが、、 ドゥービーを別に考えれば 素晴らしい声の素晴らしいヴォーカリストですよね。
このアルバムはカヴァー集。 Dionne Warwickさんとか、 Van Morrisonさんとか、 Stevie Wonderさんとか。。 これだけ歌が上手くて、 圧倒的な声量と渋い声があれば、 もう聴いていても絶対の安定感、 安心感。 、、そして マクドナルドさんの声とこれらの楽曲が、 なんだか秋の夜にふさわしい温もりと 豊饒さなんですゎ。。。
嬉しいのは、 1曲目の最初がいきなり (ドイルだっ!)と分かるバリバリのイントロから始まること。
参加メンバーは、
Michael Thompson : Guitar
Nathan East : Bass Guitar
Abe Laboriel Jr. : Drums
Vinnie Colaiuta : Drums
Toby Baker : Synthesizer, Keyboards
Tim Carmen : Organ
などで、 ベース&ドラムは、ドイルと共にクラプトンバンドで一緒だった方ですね。 ドイル・ブラムホール II のギターは、 #1、 #7~10、 #12です。
2曲目で聴こえてくる ドイルとは全然違う伸びのある艶やかなギターソロもすごく良いので (この人のギターもいいなぁ)と思ったら、 Michael Thompsonさんという方は 西海岸ではひっぱりだこの有名なスタジオミュージシャンなのだそうです。 この方のそつのない 曲に溶け込むようなギターの曲の一方で、 ドイルの弾いてる曲は、 控え目ながらも聴いてドイルだと分かるエッジのある音色で、 そういう風に効果的にギタリストを使い分けてくれているのが嬉しいです。 二人が弾いてる曲もあるけど、 なんとなく音色が区別できるかな。
#8の、 Leonard Cohenさんの「Hallelujah」、、 好きな曲です。 原曲とはかなり違うソウルな ゴスペルっぽいアレンジですが、 このバックでドイルが弾いているのがとても良い。 セミアコか、 レスポールJr.か わからないけど、 指弾きの音が最初ちらっとちらっと聴こえてたのが、 ヴォーカルの盛り上がりと共にそれと絡むようなソロになって。 ドイルの音は、 セミアコっぽい甘い音色のものでも エッジが立つのがカッコいいです。
、、と言っても あくまで主役はヴォーカリストですから。 Bob Marleyの「Redemption Song」も、 全然レゲエじゃなくて とってもAORな曲調で始まるんだけど、、、 なんだろう、、 歌い上げているのに嫌みが無いというか。 マクドナルドさんの歌声も、 ほど良く「枯れた」ってことなのかなぁ、、と。
、、クラプトンさんの「枯葉」の歌声には、、、 ん~~、、(ゴメンなさい!) だった私ですが、 このマクドナルドさんのソウルアルバム、、 聴き惚れたまま あっという間に14曲が終わってしまいます。。 でまた、 最初から聴きたくなるようなアルバムなの。。 秋、だからね。 (クラプトンさんは しっとりと歌おうなんて思わない方がよいです。。 私はクラプトンさんの どこか苛立ってるような歌い方のものが好きだから)
、、 ドイルには たくさんこういう異色のコラボ (ブルースギタリストの範疇から外れたという意味で) を、やってみて欲しいのです。 そんな中で個性が際立つのがまた 面白いのですよね。